痩せているのに血糖値が高い!その原因は?

「血糖値が高い」とか「糖尿病予備軍」という言葉を聞くと、「メタボぎみの中年男性」というイメージがありませんか?

「血糖値が高い=食べ過ぎ=太っている」という図式が、私の中にはありました。

だからこそ私は、自分が血糖値に悩まされるとは夢にも思っていなかったのです!

なぜなら私は痩せているから・・・。

「痩せているのに血糖値が高い」!

これは私にとって、衝撃の事実です!

さらには、「痩せている人の方が高血糖になりやすい」と言うのです!

これもまた、私にとってショッキングな事実でした。

今回は「痩せている人が高血糖になる原因」や「痩せている人ほど高血糖になりやすい理由」についてご紹介していきます。

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「痩せの高血糖」は「隠れ糖尿病」かも?

「血糖値が高い=太っている」と思いがちですが、実は、痩せ型の人でも高血糖になるのをご存じですか?

痩せているからと言って安心できないのが「隠れ糖尿病」です。

空腹時の血糖値は正常であるものの、食後の血糖値が正常値を超えてしまうタイプを「食後高血糖」と言いますが、食後高血糖は空腹時に行う一般的な健康診断では発見されにくいため、「隠れ糖尿病」とか「糖尿病予備軍」などと呼ばれています。

正常な人の血糖値の基準値は、

・空腹時    110mg/dl以下

・食後2時間  140mg/dl以下

ですが、隠れ糖尿病の場合は、食後2時間の血糖値が200mg/dlを超えてしまうことがあります。

この状態を放置していると、やがては空腹時血糖値も下がらなくなってしまい、本物の糖尿病へと進行していきます。

隠れ糖尿病を発見するには、HbA1cを調べる必要があります。

HbA1cは、直近1~2か月の血糖値の平均値ですので、HbA1cが高ければ食後の高血糖が疑われます。

痩せていても血糖値が高くなるのはなぜ?

「肥満」は、インスリン抵抗性を上げ、インスリンの効きを悪くします。

そのため、痩せ型の人は「インスリンの効きがよい」と思われますよね?

しかし、一見痩せているように見えても、お腹まわりに脂肪が付く「内臓脂肪型」の方は、血糖値が下がりにくい傾向にあります。

また、炭水化物(糖質)を摂取すれば、血糖値が上がるのは誰でも一緒です。

痩せていても、炭水化物を過剰にし続けていれば、やがてインスリンの分泌量が減ってしまったり、インスリンの効きが悪くなって行き、血糖値が上がってしまいます。

また、高血糖になるのは、もともとインスリンの分泌量が少なかったり、インスリンの効きが悪いという「体質」も影響しています。

このほか、痩せて筋肉量が少なかったり、痩せて体力がないために運動不足だったりすると、血液中のブドウ糖をエネルギーとして消費する機会が減りますので、血糖値が下がりにくくなります。

さらには、ストレスや睡眠不足、喫煙、アルコールなども血糖値を上げる原因になります。

つまり、血糖値をコントロールできるかどうかにおいて「体形は関係ない」ということです。

痩せているからと言って乱れた食生活を続けていると、高血糖になってしまいますよ!

痩せの大食いは血糖値が高くなりやすい?

肥満は高血糖を招く原因の一つですが、実は、食べても太りにくい「痩せの大食い」の人ほど、高血糖になりやすいのだそうです!

なぜなら、「痩せの大食い」というのは、もともとインスリンの分泌量が少ない傾向にあるからです。

血糖値を下げるインスリンは、血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪へ取り込む働きをしています。

そのため、食べても太れないというのは、ブドウ糖を脂肪へ取り込めない人なのです。

つまり、「ブドウ糖を脂肪へ取り込めるだけのインスリンの量が足りていない」ということになります。

また、痩せの大食いはその名の通り「食べ過ぎる」傾向にあります。

そのため、大食いの人ほど、隠れ糖尿病になりやすいのです。

特に、女性の場合、パンやパスタやスイーツ好きな方は多いですよな?

「太らないからと安心」と思って炭水化物(糖質)をたくさん食べていると、血糖値に異常が出て来てしまいますよ。

食べても太らないなんてうらやましい限りですが、実は体内では、とんでもないことが起こっているかもしれませんね・・・。

(「血糖値が高いとどうなる?高血糖がダメな理由は?」に関連記事を書いています。)

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痩せ型の高血糖を改善するには?

高血糖を改善するためには、まずはインスリンの効きをよくすることが大切です。

インスリンの効きをよくするには、「脂肪を減らすこと、つまり痩せること」です。

いえいえ、痩せている人はダイエットをしてはいけません!

これ以上痩せて不健康になってしまっては、本末転倒ですからね。

では、痩せている人がダイエットせずに血糖値を下げるにはどうしたらいいのでしょうか?

<食事の内容を見直そう!>

血糖値を上げるのは、炭水化物(糖質)です。

そのため、カロリー制限をするのではなく、糖質制限を行いましょう。

痩せている方は、食べる量を減らすのではなく、食べる内容を変えればいいのです。

白いご飯、甘い飲み物、果物の食べ過ぎをやめて、その代わりに肉、魚、大豆、卵などのたんぱく質をしっかり取り、良質な油などでカロリーを補うようにしてください。

また、食事の最初に、野菜や海藻やきのこ類などの食物繊維を食べると、糖質の吸収を抑えて血糖値が急激に上がるのを防いでくれるそうです。

野菜のおかずを用意できない場合(忙しい、外食など)は、血糖値抑制成分が含まれた持ち歩きできる食物繊維が便利です!

<早食いをやめよう!>

ゆっくり食べることで血糖値の上昇が緩やかになりますので、早食いはやめましょう。

<体を動かそう!>

食生活の見直しと同時に行いたいのが、運動です。

痩せている人は、体脂肪が少ない分、筋肉の量も少ない傾向にありますよね?

筋肉量が増えれば、血液中のブドウ糖の消費量も増えますので、血糖値を改善することができます。

血糖値を下げるための運動は、激しい運動は必要なく、食後のストレッチやスクワット、散歩程度でいいそうです。

運動をする時間のない方は、日ごろの生活の中で、エスカレーターではなく階段を使ったり、車をやめて歩いたり、とにかく動くようにしましょう。

その際、筋肉における糖の消費量を増やす食品を取り入れておくと、運動効果が高まると思われます。

<ストレス発散は「食」以外で!>

女性の特徴として、ストレスがたまると「甘いものに走る」傾向にありませんか?

イライラしてチョコーレートを一気食いしてしまったり、ケーキ食べ放題などでスイーツ三昧してしまったり・・・。

適量のスイーツは心の栄養になりますが、ストレス発散のために甘いものを過食することのないよう、食ベ物以外のストレス解消法を見つけておくことも、高血糖の改善には必要ですね。

高血糖の原因は糖尿病だけではない?

「痩せの高血糖」の場合、大食いではなく、本当に食べる量が少なくて痩せている人もいらっしゃいます。

「暴飲暴食をしていないのに・・・運動もしているのに・・・血糖値が高い(泣)」という場合、糖尿病とは別のところに原因があるのかもしれません。

糖尿病以外で高血糖の症状がある場合に考えられるのは、

・ストレス

・女性ホルモンの影響

・甲状腺ホルモンの分泌以上(バセドウ病)

・膵炎

・肝炎、肝硬変

・感染症

などです。

「食生活や生活習慣に思い当たる原因がないのに血糖値が高い」という場合は、まずは病院で検査してもらって下さいね。

まとめ

私はどちらかというと痩せ型ですが、ご飯やパンや甘いものが大好きだったので、毎日たくさん食べていました。

一方、「肉はコレステロールが高くなる」「肉の脂は太る」などのイメージから、肉の量は少なめでした。

このような偏った食生活によって、私の膵臓は毎食酷使され、インスリンの機能が衰えて来てしまったのだと思います・・・。

私にように、太っていないくても血糖値は上がります。

そして、食べても太らない人ほど、高血糖になりやすいのです。

実際に、痩せている人の高血糖が増えており、糖尿病患者の半分以上は、標準型か痩せ型なのだそうですよ。

私は現在、糖質制限で血糖値のコントロールを行っていますが、炭水化物を控える代わりに、野菜や肉や大豆製品をたくさん食べているため、痩せて行くことはありません。

「これ以上、痩せたくない!」「でも、血糖コントロールをしなければならない!」という痩せ型のあなたにも、糖質制限はお勧めだと思います!

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