女性の方が血糖値が高い?女性のHbA1cの正常値は?

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血糖値は、日々刻々と変化しています。

食事の前後で大きく変わるのはもちろん、風邪やインフルエンザなどの体調不良やストレスの影響によっても左右されます。

さらに、「年齢」や「性別」によっても血糖値の正常値が異なるのをご存じですか?

年齢が上がるほど血糖値も高くなるのはわかる気がしますが、男女別でも血糖値に差があるというのです!

実は、男性よりも女性の方が血糖値が高くなりやすいそうですよ!

・・・何だか「がっかり!」ですね。

今回は「年代別、性別の血糖値の基準値」と「男性より女性の方が血糖値が高い理由」についてご紹介していきます。

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血糖値の正常値は年齢で異なる?年齢別の基準値と平均は?

血糖値は、年齢によって異なります。

「小さい子供と高齢者の血糖値が、同じであるはずがない」というのは、何となく理解しやすいですよね?

年を取れば取るほど膵臓も衰えてくるわけですから、インスリンの分泌も悪くなってくるでしょうし、血糖値が下がりにくくなってくるのは仕方のないことです。

年代別に見た、空腹時血糖値の基準値はこちらです。

<年代別・空腹時血糖値>

10代  >>  87mg/dl以下

20代  >>  100mg/dl以下

30代  >>  110mg/dl以下

40代  >>  109mg/dl以下

50代  >>  94mg/dl以下

60代  >>  109mg/dl以下

上記を見ると、年齢が上がるほど基準値が高くなるというわけではありません。

どの年代においても、空腹時血糖値は「100mg/dl以下」で抑える必要があるようです。

では次に、年代別・男女別に見た、実際の空腹時血糖値の平均値をご紹介します。

<年代別/男女別・空腹時血糖値の平均値>

30代  女性) 95mg/dl      男性) 96mg/dl 

40代  女性) 100mg/dl    男性) 100mg/dl 

50代  女性) 104mg/dl    男性) 106mg/dl  

60代  女性) 112mg/dl    男性) 112mg/dl  

70代  女性) 118mg/dl    男性) 112mg/dl  

思った通り、年齢が上がるほど、空腹時血糖値の平均値が上がって来ていることがわかります。

つまり、高齢になるほど、糖尿病を発症しやすいということですね。

特に、40代以降の平均値は、どの年代も基準値を超えていることがわかります。

つまり食べ過ぎ、飲みすぎ、遊びすぎ、働きすぎなど、若い頃と同じような生活をいつまでも続けていると、血糖値が基準値を超えてしまうということです。

40代に突入したら、これまでの生活スタイルを改め、血糖値を意識した生活にシフトしていくべきでしょう。

あなたの血糖値は、年代別の平均値と比べていかがでしたか?!

(「血糖値とは何ですか?基準値や単位までわかりやすく説明します!」に関連記事を書いています。)

女性のHbA1cの基準値は?

年代別に見た血糖値の平均値は、基準値と比べて大きな差がありました。

では、男女別に見た場合、血糖値の基準値にはどのような差があるのでしょうか?

ここでは、血糖値の1~2か月の平均を表す「HbA1cの基準値」について男女別でご紹介します。

<年代別・男女別のHbA1cの基準値>

20代   女性) 5.2    男性) 5.3 

30代   女性) 5.4    男性) 5.4 

40代   女性) 5.5    男性) 5.4 

50代   女性) 5.7    男性) 5.8 

60代   女性) 5.9    男性) 6.0

70代   女性) 5.8    男性) 5.9 

こうして見比べると、HbA1cの基準値は男女で大きな差がないことがわかります。

HbA1cの正常値は、男女ともに「6.0以下」です。

妊娠中であっても更年期であっても、HbA1cが6.0を超えないようにしましょう。

(「血糖値だけではない!HbA1cの最新の基準値とは?」に関連記事を書いています。)

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女性は血糖値が高くなりやすい?その理由は?

血糖値の基準値も、HbA1cの基準値も、男女で大きな差はないことがわかりましたが、実は女性の方が、血糖値が高くなりやすいのをご存じですか?

女性の方が血糖値が上がりやすい理由は、血糖値が女性ホルモンの影響を受けているからです!

女性ホルモンは、インスリンの効きに作用します。

女性ホルモンのうち、

・エストロゲン  →  インスリンの効きを良くする

・プロゲステロン →  インスリンの効きを悪くする

とされています。

そのため、エストロゲンの分泌が減ってくる更年期以降は、血糖値が高くなりやすいと考えられます。

さらに女性の場合は、生理周期によっても血糖値が左右されます。

生理が終わってから排卵までの期間は、エストロゲンの分泌が増えますので、インスリンの効きが良くなって血糖値が上がりにくくなります。

一方、排卵後から次の生理開始までの期間は、プロゲステロンが増えますので、インスリンの効きが悪くなり血糖値が上がりやすくなります。

さらに、生理前はイライラしたりストレスを感じやすくなったり、食欲が旺盛になったり、無性に甘いものが食べたくなったりしますので、心や食生活の変化によっても、血糖値が上がりやすい時期です。

また、生理中は、体の不調によって活動量や運動量が減ることもあり、このような変化も血糖値に影響を与えていると言えるでしょう。

もちろん、正常な人であれば、プロゲステロンの作用を上回る量のインスリンが分泌されますので、生理周期によって血糖値が異常値を示すことはありませんが、私のように血糖値が高くなりやすい方は「生理前」は注意すべき時期だと思います。

また、妊娠や生理中に女性が陥りやすいのが「貧血」です。

実は、貧血がHbA1cに影響を与えるのをご存じですか?

一般的な「鉄欠乏性貧血」というのは、ヘモグロビンの数が不足している状態です。

HbA1cは、血液中のヘモグロビンとブドウ糖が結合されたものなので、鉄欠乏性貧血の方の場合、HbA1cが実際の値よりも低く出る傾向にあります。

つまり、「貧血の方は、HbA1cの正確な数値が判断できない」ということです。

そのため、貧血の方の場合は、HbA1cではなく、GA(グリコアルブミン)の数値で血糖の状態を判断するそうです。

※GA=血液中のタンパク質(アルブミン)とブドウ糖が結合したものであり、約2週間の血糖値の平均値になります

「血糖値は高いけど、HbA1cは低いから大丈夫!」と安心していたら、「HbA1cが低いのは、貧血の影響だった!」なんてことにならないよう、女性の場合、血液検査ではHbA1cと同時に貧血の検査も行っておくと安心ですね。

まとめ

女性は、女性ホルモンの影響によって、インスリンの効きが悪くなることがわかりました。

しかし、インスリンの効きが悪くても、それを上回るインスリンを分泌してくれるのが「健康な体」というものです。

私は既に、インスリンの状態が「不健康」ですので、生理前や生理中は、血糖値が高くなる気がします。

たまたまなのかもしれませんが、糖質制限をしているにも関わらず(野菜と肉しか食べていないのに!)食後1時間のピーク時が170近くまで上がることがあります。

そして、女性の血糖値が高くなりやすいのは、女性ホルモンの影響だけではないように思います。

例えばチョコレートやケーキなど、女性は甘いものを好みますよね?

また、パンやパスタ、果物などが大好きな方もいらっしゃるでしょう。

お酒だって、日本酒やウイスキーより、甘いカクテルや甘いサワーなどを選びがちではありませんか?

血糖値を上げる食品は甘いものだけではありませんが、肉食男子よりもスイーツ女子の方が血糖値が上がりやすいのは確かです。

このような性別による食の志向や味覚の違いも、性別による血糖値の違いを反映していると言えそうですね。

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