タバコは血糖値を上げる?禁煙で糖尿病を防げる?

最近では、たばこを吸う女性の数が増えていますよね?

特に若い女性の間では、たばこが「ファッションの一つ」になっているような気がします。

誰もがご存じのように、たばこは健康にとって何一つよいことはありません!

たばこには、200種類以上の有害物質が含まれていると言われており、たばこが与える健康への悪影響は多岐に渡ります。

その中でも「肺がん」や「食道がん」は代表的なものですが、実はたばこは「血糖値」にとってもよくないのです!

「そんなことはわかっている!」「やめたいのにやめられない!」という声が聞こえてきそうですが、ここでもう一度「どうしたら禁煙できるか?」について、一緒に考えてみましょう。

今回は、禁煙のきっかけになったらいいという願いを込めて「たばこと血糖値の関係」や「上手な禁煙方法」についてご説明して行きます。

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たばこが原因で糖尿病になる?たばこと血糖値の関係は?

喫煙習慣があると、インスリン抵抗性が増し、血糖値が下がりにくくなるのをご存じですか?

インスリン抵抗性については「『インスリン抵抗性』とは何?原因は?」の記事にも書いていますが、簡単に言えば、「インスリンが効きにくい体になってしまう」ということです。

具体的に言うと、インスリンが分泌されているにも関わらず血糖値が下がりにくくなったり、例えば「血糖値1mg/dl」下げるために、正常な人よりも多くのインスリンの量が必要になる、ということです、

これについては、喫煙者と非喫煙者で糖負荷検査を行い、その後の血液中のインスリン濃度を調べた結果、「喫煙者の方が、血液中のインスリン濃度が高かった」という事実によって明らかにされています。

また、喫煙はインスリンの分泌を促すホルモンを抑制してしまうため、インスリンの分泌量が低下する原因となるのですが、この「喫煙によるインスリンの分泌の低下」は、喫煙を開始してから数時間で起こり始め、一定期間低下したままなのだそうです。

つまり、日に何度も喫煙する方は「一日中、インスリンの分泌量が抑えられてしまう」と考えられます。

このように、喫煙は「インスリンの効きにくい体にしてしまう」「インスリンの分泌量を低下させてしまう」という二つの理由から、糖尿病の原因となりうると思います。

喫煙による影響は血糖値だけではない?糖尿病との関係は? 

喫煙が招く体への悪影響は「血糖値だけではない」ことは、既にご存じでしょう。

ここでは、糖尿病に関係する喫煙のデメリットについてご紹介します。

<動脈硬化が起こりやすい>

「高血糖が続く=糖尿病」ですが、糖尿病の恐ろしいところは、さまざまな合併症が起こることにあります。

合併症の代表的なものに「動脈硬化」がありますが、喫煙は動脈硬化を進行させる原因となるのです。

喫煙すると、体内では「活性酸素」が発生しますが、活性酸素は血管を傷つけることから、血管が硬くなっていき、動脈硬化が起こりやすくなります。

また、血管内の傷ついた箇所に血液中の「悪玉コレステロール」が入り込むと、血栓(血管壁にできる塊のようなもの)ができ始め、動脈硬化の原因となるのですが、喫煙の習慣があると、悪玉コレステロールが血管内に侵入しやすくなるそうです。

さらに喫煙は、悪玉コレステロールを血管壁からはがす働きのある「善玉コレステロール」の数を減らしてしまうのだそうです。

動脈硬化が脳で起これば、脳卒中や脳こうそく、心臓で起これば心筋梗塞、足で起これば足の壊疽など、動脈硬化は全身で起こります。

「悪玉コレステロールの高い喫煙者」は、自ら動脈硬化を招いているようなものですね。

<ビタミンCを消費しやすい>

喫煙すると、体内のビタミンCが壊されてしまいます。

成人女性の一日のビタミンC摂取目安量は100mgですが、たばこ1本あたりのビタミンCの消費量はビタミンC50mg程度であり、一日の半分の量を破壊してしまうことになります。

つまり、日にたばこ2本以上吸う方は、ビタミンCがまったく足りていないことになります。

また、ビタミンCは「傷ついた肌を整える」「肌をきれいにする」という働きがあるため、美容のために欠かせない栄養素ですが、これは血管に対しても同じことが言えます。

ビタミンCは「傷ついた血管を修復する」ためにも必要ですので、喫煙によってビタミンCが不足すると、動脈硬化が進みやすくなります。

また、ビタミンCには、血液中のブドウ糖の代謝を促進する働きもあるため、高血糖を改善するためには欠かせない栄養素なのです。

日頃から、いくらビタミンCを摂取していても、喫煙していては意味がありませんね。

<ストレスを感じやすい>

「たばこでストレス解消!」という方もいらっしゃると思いますが、身体にとって、喫煙はストレスでしかありません。

身体がストレスを感じたときに分泌されるホルモンには、血糖値を上げる働きがありますので、常に身体が「たばこというストレス」にさらされていると、血糖値が下がりにくくなります。

<歯周病になりやすい>

糖尿病になると、免疫力が低下するため、さまざまな菌に感染しやすくなりますが、その中の一つに「歯周病」があります。

喫煙は、口内環境を悪化させますので、歯槽膿漏や歯肉炎になりやすく、歯周病にかかりやすくなります。

<過食・肥満を招きやすい>

喫煙の習慣は、臭覚を鈍らせるため、においがわかりにくくなるそうです。

においに鈍感になると、味がわかりにくくなりますので、結果的に濃い味を好むようになったり、食べ過ぎてしまう危険があります。

食べ過ぎは肥満のモトであり、インスリン抵抗性が増します。

<運動不足になりやすい>

喫煙は、運動不足を招きます。

たばこを吸っていても運動はできますが、それは比較的若いうちだけです。

喫煙は、心臓や肺の機能を低下させるため、しだいに体を動かすとすぐ息切れがしたり頑張りが効かなくなって来ます。

そのため、「運動が辛く」なってきて、しだいに「運動が嫌い」になり、やがて「運動不足」となっていくのです。

運動不足は糖の消費量を低下させるため、糖尿病を悪化させます。

(「血糖値を下げる運動とは?運動時間はどれくらい?」「食後の血糖値を下げる運動は食後いつする?」に関連記事を書いています。)

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禁煙で血糖値が上がった?!たばこをやめない方がいい?

高血糖を改善するために、禁煙に挑戦したことがある方も多いと思います。

しかし、禁煙成功者の中には、「禁煙後に高血糖が悪化した」「禁煙後に糖尿病に進行した」という方もいらっしゃるそうです。

その原因は、「禁煙すると太る」と言われているように、禁煙中の口さみしさによって食事の量が増えたり、飴やガムやお菓子などをちょこちょこと口に入れてしまうからです。

また、禁煙すると味覚や臭覚が戻ってくるため、食事がおいしく感じられ食べ過ぎてしまうことも要因の一つです。

このような体重増加や食べ過ぎによって「禁煙後に、血糖値の状態が悪化してしまう」という方は多いのだそうです。

「だったら禁煙しない方がいいのでないか?」と思われるかもしれませんが、血糖値の上昇は一時的なものであることも多く、長期的に見ると禁煙によるトータルメリットの方が大きいと言えます。

血糖値を下げるために!たばこをやめるには?

「糖尿病を予防するために禁煙しよう!」と決心したものの「これまで何度も禁煙に失敗してきた」という方は多いのではありませんか?

もしあなたが、いつも禁煙に失敗するのであれば、それはあなたの意思が弱いからではなく「ニコチン依存症」に陥っているからです。

そんなときは、一人で禁煙に挑戦しても、再び失敗に終わる可能性が高いでしょう。

本気で禁煙したいのであれば、誰かの力を借りることが大切です。

現在では「禁煙外来」のある病院も増えていますし、専門機関へ行くことに抵抗がある方は、インターネット上に禁煙をサポートする自助グループ「インターネット禁煙マラソン」などもあります。

せっかくこのような場があるのですから、一人で悩まずに利用してみましょう。

また禁煙は、「一気に禁煙した方が成功するタイプ」と「徐々に本数を減らしていく減煙から始めた方が成功するタイプ」など、個人の性格によって禁煙が成功しやすい方法は異なるそうです。

自分のタイプを見極めるためにも、第三者の意見を聞くことは大切だと思います。

禁煙中にたばこが吸いたくなったら?

これから禁煙を始める方も、現在禁煙中の方も、乗り越えなければならないのは「ニコチンの禁断症状」です。

私は喫煙しないため「禁煙の辛さ」はわかりませんが、下記に上げるものは禁断症状を乗り越えるための代表的なものだそうです!

禁煙中にたばこが吸いたくなったときは、次のことを試してみて下さい。

<熱いもの、冷たいものを飲む>

熱いお茶や、キンキンに冷えた水を飲むとよいそうです。

ぬるいものでは効果がないそうなので、温度にこだわってみましょう。

<歯磨きをする>

たばこを吸いたくなったら、歯磨きをするとよいそうです。

口の中がさっぱりして、禁断症状が治まるとのこと。

<野菜を食べる>

口さみしくなったら、飴やチョコレートではなく、野菜を食べるといいそうです。

歯ごたえのある、生野菜をボリボリかじれば、満足感が得られるとか。

野菜ならたとえ食べ過ぎても安心ですし、逆に栄養が補給できるので健康にもよさそうですね。

糖質の少ないマヨネーズやシーザードレッシングなど、コッテリ系のディップを付けて食べれば満足感がアップします。

<違う場所へ移動する>

喫煙は「習慣」でもあるため、たばこを吸っていた馴染みの場所から離れることも効果的だそうです。

また、家の中にいるとたばこのことばかり考えてしまうので、外出する、たばこを吸わない友人と会う、たばこが吸えない場所へ行く、というのもよいそうです。

<飲みに行かない>

お酒の席ではたばこを吸いたくなる可能性が高いので、完全に禁煙できるまでは飲み会は欠席しましょう。

<禁煙宣言する>

現在禁煙中であることを、周囲に公表しましょう。

あなたと一緒に禁煙に挑戦する人が現れるかもしれませんし、周囲に公表したというプレッシャーによって成功する確率が上がります。

とにかく、一人で禁煙するのではなく、必ず周囲に協力してもらいましょう。

まとめ

喫煙すると、必ず血糖値が上がります。

つまり「喫煙は病気のモト」と断定できますね。

さらに、たばこを吸うと、肌もボロボロになったり、シワが増えて肌色も悪くなりますし、歯茎の色も悪くなります。

喫煙は「女性の美」をも奪って行きます。

私の周囲でも、ヘビースモーカーの女性がいますが、やはり年齢よりも老けて見えます。

なにより、彼女の近くに寄ると、常に「たばこ臭い」のです。

たばこの煙の臭いは、髪の毛や衣類につきやすいので、特に髪の毛の長い女性はたばこの臭いが付きやすいと思います。

喫煙中の女性のみなさん、自分では気づかないだけで、「クサい女」になっているかもしれませんよ!

また、女性の喫煙は「不妊」や「更年期障害の悪化」を招くそうです。

美容と健康、そして将来のためにも、禁煙は早いうちに始めることをお勧めします!

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