【妊娠糖尿病】産後は食べたいものを食べていい?

妊娠糖尿病は、妊婦生活が半分以上終わった妊娠7~8ヶ月の頃に発覚することが多いようです。

妊娠後期というのは「もうすぐ赤ちゃんに会える」という希望が膨らむ一方、お腹が大きくなることによって心身ともに不調が現れやすい時期でもあります。

ただでさえ、妊婦さんはストレスを抱えやすいものなのに、妊娠糖尿病の方は血糖コントロールのために食事療法を行ったり、血糖値の自己測定、場合によってはインスリン注射などを行わなければなりません。

そんな大変な思いをしながらも「こんな生活もあと少しの辛抱!」「産後は好きなものを食べよう!」と産後の食事を楽しみに考えながら、日々血糖コントロールに励んでいるのではありませんか?

しかし!

出産すれば、好きなものを食べることができるのでしょうか?

出産すれば、血糖値を気にしなくてもいいのでしょうか?

今回は、妊娠糖尿病の方の「産後の食事」について考えてみました。

スポンサーリンク

妊娠糖尿病で辛いのは「食事療法」?

妊娠糖尿病の方は血糖値をコントロールしなければなりませんが、そのために行う食事療法はとても辛いものですよね?

もちろん、日に何度も行う「血糖値の自己測定」も毎回の数値にドキドキしなければなりませんし、針を刺す恐怖感もあると思います。

ですが、そんなことより「食べたいものを我慢しなければならない」ということの方が大きなストレスになるような気がします。

また妊娠糖尿病は一般的な糖尿病と異なり、カロリーや栄養をしっかりと取る必要がありますから、食事療法が難しいと言えます。

例えば、

◆「〇〇制限」のような、わかりやすい食事療法を行うことができない

◆十分な栄養を取らながらも、血糖値を上げてはいけない

◆糖質(炭水化物)も適度に取らなければならない

◆つわりで食欲がなくても食べなければならない

など、頭で考えながら食事を取らなければなりません。

こうしたことから、妊娠糖尿病の方は食事にまつわる「精神的な負担」が大きいように思います。

出産したら、食べたいものを食べてもいいの?

妊娠糖尿病の方の中には、「出産したら好きなものを好きなだけ食べてやる!」と心に決めて、食事療法に励んでいる方がいらっしゃるでしょう。

そんな方は、頭の中が食べたいものでいっぱいなのではありませんか?

では、出産すれば血糖値を気にせず好きなものを食べることができるのでしょうか?

出産後、血糖値が正常に戻ったのであれば、食事療法の必要はありません。

つまり「好きなものを食べることができる」と言えます。

しかしこれは「暴飲暴食できる」「好きなものだけ食べていい」という訳ではもちろんありません。

妊娠糖尿病の方は、もともと血糖値が上がりやすい体質を持っているのですから、バランスの悪い食生活をしていると本物の糖尿病へと移行する可能性が高くなります。

実際に、妊娠糖尿病の方は産後に血糖値が元も戻ったとしても、数年後に糖尿病を発症するケースが多いのだそうです。

つまり、出産後も食べ過ぎや糖質過多な食生活はできるだけ避けるようにし、血糖値を上げにくい食事を意識して行かなければならないのです。

スポンサーリンク

妊娠糖尿病!産後は母乳のためにたくさん食べてもいいの?

出産後、赤ちゃんを母乳で育てるのであれば、母乳を出すためにより多くのエネルギーが必要になります。

つまり、妊娠中よりも食事の量や摂取カロリーを増やさなければなりません。

そのため授乳中は、

〇通常よりも多く食べる(ご飯は茶碗に山盛り1杯くらい)

〇水分を多めにとる

〇間食しても良い(間食に納豆ご飯を食べてもいいくらい)

とアドバイスをされることすらあります。

しかし、妊娠糖尿病だった方にとって「ごはん大盛り」や「間食に納豆ご飯」は、血糖値のことを考えるとちょっと心配ですよね?

「妊娠糖尿病の方は、産後糖尿病へ移行しやすい」ことを考えると、

〇食事はしっかり摂るけど間食はしない

〇糖質過多な食事を避ける

〇食べる順番を意識する(野菜から食べる)

血糖値抑制成分が含まれた食品を有効活用する

などの工夫が必要です。

授乳でお腹が空くからと言って食欲に任せて食べていたせいで、産後に糖尿病を発症するケースもあるようです。

さらに授乳中は血糖値を気にすることも大切ですが、「乳腺炎」にも気を付けなければなりません。

乳腺炎になりやすい食事とは、

× 油もの(揚げ物、肉の脂身、フライドポテトなど)

× 甘いもの(ケーキ、ドーナツ、アイスクリーム、チョコレート、菓子パンなど)

× 乳製品(生クリーム、牛乳、ヨーグルト、チーズなど)

などとされていますから、これらの食品は控えた方がいいでしょう。

「血糖値も乳腺炎も気にしながら、食事を取らなければならないなんて!」と絶望的になっている方もいらっしゃるかもしれませんか、これも「程度」の問題です。

血糖値が正常であれば「通常の食事」で問題ないでしょうし、「何を食べても乳腺炎にならない人」もいます。

あなたの体の様子を見ながら、あなたに合った食生活を見つけられるといいですね。

おわりに

妊娠糖尿病の方は、「出産したら好きなものを食べるぞ!」と楽しみにしているかもしれませんが、残念ながら産後は産後で食事に気を付けなければならないのです…。

私は妊娠糖尿病ではありませんでしたが、出産直前まで悪阻があったので「産んでスッキリしたらたくさん食べるぞー」と意気込んでいました。

しかし、出産と同時に始まった母乳育児のために、今度は「乳腺炎予防のための食事管理」がスタートし、結局「好きなものを好きなだけ」という食事はできませんでした。(もちろん、たまには息抜きして食べることもありましたが)

みなさんの「好きなモノ」や「食べたいモノ」って、スイーツやスナック菓子やジャンクフードではありませんか?

このような食事は、たとえ妊娠糖尿病や授乳中でなくても「食べ過ぎると健康を害する可能性がある」のですから、控え目にした方がいいですね。

妊娠糖尿病になったからこそ、食事や運動について考える機会ができたと思って、産後も引き続き糖尿病になりにくい食生活を一緒に続けて行きましょう!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする