妊娠糖尿病を予防・改善する食事方法は?

妊娠糖尿病と診断された妊婦のみなさん!

妊娠中の高血糖を避けるために、どんな食事をすればいいのか悩んでいませんか?

まず、「妊娠糖尿病予防の食事」をイメージしてみて下さい!

カロリー制限・・・?

ごはん制限・・・?

スイーツ制限・・・?

妊娠中は、「カフェイン」「アルコール」「生肉」「食べ過ぎ」などたくさんの食事制限が強いられるのに、「次はどんな制限をしなければいけないの?」と気が滅入ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、妊娠糖尿病を甘くみてはいけません!

ここからあと少しだけ頑張れば、元気な赤ちゃんに会えるのですよ。

もう少しだけ、知識を増やし頑張ってみませんか?

今回は「妊娠中の高血糖を避ける食事方法」についてお伝えしていきます。

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妊娠中の高血糖を招く食べ物とは?

血糖値を上げるのは「糖質」です。

つまり、血糖値が上がりやすい食べ物は「糖質の多い食べ物」ということになります。

例えば、

◆ご飯、パン、うどん、パスタ

◆お菓子

◆芋類

◆一部の野菜(レンコン、かぼちゃ、にんじん、たまねぎ、とうもろこしなど)

◆果物

などが挙げられます。

これらの食べ物は確かに血糖値を上げますが、お菓子を除き、妊娠中は「高血糖を避けるために全く食べない」というのは絶対にやめてください!

たとえ糖質が多い食品であっても、妊婦さんにとっては大切な栄養源となるため、適切な量を食べるようにしましょう。

(「高血糖の原因は食事にあり?血糖値を下げる食事療法は?」「【糖質制限】食べていいのものは?」に関連記事を書いています。)

そして、この「適切な量」というのは、

◆妊娠の週数

◆妊婦の体格

によって異なります。

正確に知りたいという方は、医師や栄養士さんに相談し、個別に算出してもらって下さい。

また、「高血糖を避ける」という意味では、お菓子は基本的にNGです。

ここで言うお菓子というのは、甘いものだけでなく、煎餅やみたらし団子、ポテトチップのように塩味のお菓子も含みます。

繰り返しますが、血糖値を上げるのは「糖質」であり「甘い味」ではありません。

「原料となっている食品の糖質量」に注目しましょう。

「どうしても口さみしい」「お腹が空いて何か食べたい!」という場合は、

◆砂糖なしのカフェインレスコーヒー(ミルクはOK)

◆糖質の少ないもの(ナッツ類、無糖ヨーグルト、チーズなど)

などがオススメですよ。

そして、妊婦さんでも飲める血糖値抑制成分が含まれたお茶を習慣にするといいでしょう。

(「【糖質制限】スイーツ選びは?チーズケーキがお勧め?」も参考にしてみて下さい)

妊娠糖尿病を改善するための食事の回数や時間は?

妊娠糖尿病になると、食事について医師からアレコレ指示を受ける場合があります。

これを「食事療法」と言って、立派な治療の一つなのです。

どんなことをするのか、簡単に説明すると以下のようになります。

●個人の妊娠週数や体格に合わせて、必要な栄養を計算する

●それに基づいて、毎日食事をとる

●必要に応じて、食事の回数を分ける

※必要な栄養の量は、医師や栄養士が計算式を使って計算してくれます。

この食事療法は、通常の糖尿病患者さんが行っているものとほとんど一緒ですが、1つだけ違うところがあります。

それは「食事の回数を分ける」というところです。

妊娠中のみなさんは普通の人と違って、血糖値をコントロールしつつも、きちんとエネルギーや栄養を取らなくてはなりません。

ここで言うエネルギーや栄養には「ご飯やパンなどの糖質も含まれます」。

特に妊娠後期になると、人によっては「こんなに食べていいの?!」と驚いてしまうほどのご飯の量が必要になる場合もあります。

もし、妊娠糖尿病の方がそのご飯の量を1度に食べたら・・・?

血糖値が上がりすぎてしまいますよね?

そこで、しっかり食べても高血糖にならない食事療法が「6分食」です。

「6分食」とは、1食分の主食(糖質:ご飯、パンなど)を2分割し、1日に計6回に分けて食べるというものです。

具体例をあげると、

●7時 朝食 軽めのご飯+おかず

●9時 補食 軽めのご飯

●11時 昼食 パン1枚+おかず

●14時 補食 小さなおにぎり1つ

●17時 夕食 軽めのご飯+おかず

●19時 補食 お餅1つ

になります。

一回に食べる量が少ないため摂取する糖質の量も少なくなり、血糖値が上がり過ぎるのを抑えられるというわけです。

この6分食を行っても血糖値がコントロールできない場合は、インスリン治療へと進むケースが多いそうです。

6分食を行う場合も、1回の食事量や回数は個人によって異なりますので、決して自己流で行うのではなく、必ず医師や栄養士に相談してから行ってくださいね。

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妊娠糖尿病を改善するにはカロリーを抑えるべき?

通常の糖尿病で行われる食事療法と言えば、

□低カロリー

□栄養バランスのよい食事

□塩分控えめ

と言った特徴があります。

妊娠糖尿病の食事療法も大体同じなのですが「カロリーという点では全く異なる」と言ってもいいかもしれません。

既にお伝えしているように、妊娠糖尿病では「血糖値をコントロールしつつも、妊娠中に必要な栄養を取る」必要があるため、人によっては「非妊娠時よりも食事量を増やす必要があり、より多くのカロリーを摂取しなければならない」というケースもありえます。

例えば、妊娠糖尿病経験者のMさんの摂取カロリーは、

◆妊娠初期  妊娠前と同じ(つわりの時期は特に指示されないようです)

◆妊娠中期~後期  2000kcal/日

◆産後  1500kcal/日

という指示が出されたそうです。

健康な成人と一般的な糖尿病の摂取目安カロリーと比較すると、

◆成人の摂取カロリー 1800~2200kcal/日

◆一般的な糖尿病治療の目標カロリー 1600kcal/日

◆妊娠糖尿病Mさんの目標カロリー 2000kcal/日

となっており、妊娠糖尿病の食事療法における摂取カロリーはとても多いということがわかります。

重ねて申し上げますが、適正なカロリーも人によって大きく異なりますので、必ず医師や栄養士に計算してもらうようにしましょう。

おわりに

妊娠糖尿病を患っている妊婦さんは、おそらく「何を食べるべきか」「どれくらいの量を食べていいのか」と日々試行錯誤していることでしょう。

「もっと具体的な食べ物やカロリーについて知りたい!」と思われるでしょうが、これについては残念ながら個人差が大きいため、一概に「何を」「どれだけ」食べて下さいとは言えないのです。

そんなとき、医師や栄養士を味方につけて、小さなことでも相談するのが確実な方法です。

一般的な糖尿病改善の方法も参考にしつつ、しっかりと栄養を取ることを忘れないで下さいね。

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