妊娠糖尿病の検査内容と数値の基準は?費用はどれくらい?

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妊娠糖尿病経験者Mさんは、妊娠7か月の検診の際、帰り際に主治医の先生から「来週は妊娠糖尿病の検査をします」と言われたそうです。

Mさんは、「妊娠に関する本やネット記事のおかげで妊娠糖尿病の存在は知っていたものの、どんな検査をするのかがわからず少し不安になってしまった」とおっしゃっていました。

現在、妊娠糖尿病の検査を控えている妊婦さん達は、「何の数値を検査するのか」「検査結果はいつわかるのか」「費用はどれくらいかかるのか」と知りたいことが山ほどあるのではないでしょうか?

そんな不安な気持ちを少しでも減らすには、妊娠糖尿病に関する知識を増やすことです。

今回は、「妊娠糖尿病の検査内容」や「基準値の見方」「検査の費用」についてご紹介して行きます。

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妊娠糖尿病の検査にはどんな種類があるの?

妊娠糖尿病の検査には、いくつかの種類がありますのでそれぞれ見て行きましょう。

・尿検査

検診のたびに行われる尿検査では、「尿糖」をチェックします。

私達の身体は、血糖値が高くなりすぎると、余分な糖を尿として体外へ排出しようと働きます。

そのため、血糖値が高いと尿糖が出ます。

・初期の血液検査

妊娠してすぐの頃(初診時〜12週めくらいまで)に行われる血液検査では「随時血糖値」を調べます。

随時血糖値とは、食事の時間とは関係なく測る血糖値のことです。

・中期の血液検査

妊娠7〜8か月頭(24週〜28週ごろ)に行われる血液検査で、随時血糖値を測る場合があります。

・中期のGCT

妊娠7〜8か月頭(24週〜28週ごろ)に、GCT(グルコースチャレンジテスト)と呼ばれる検査を受ける場合もあります。

これは、ブドウ糖が50g分入った専用の甘いシロップを飲み、その1時間後に血糖値を測るという検査です。

「50gGCT」や「50g糖負荷テスト」などとも呼ばれています。

・中期の75gOGTT

スクリーニング検査である中期の血液検査やGCTで引っかかると、妊娠糖尿病の確定診断をするために75gOCTT(経口ブドウ糖負荷試験)と呼ばれる検査を受けることになります。

この検査ではまず、空腹時血糖値を測ります。

その後、ブドウ糖が75g入った専用の甘いシロップを飲んでから、1時間後と2時間後の血糖値を測ります。

ここで基準値を超えると、妊娠糖尿病と診断されます。

中期の検査で、血液検査とGCTのどちらを受けるかというのは、病院や医師の方針によって違うそうです。

妊娠糖尿病の検査の前日にすべきことは?

妊娠糖尿病の検査を行う際は、事前準備が必要なケースがあります。

この事前準備は、検査内容や病院の方針によって異なります・

GCT・OGTTの検査を受ける前

GCTやOGTTの検査を行う場合は、前日の夜9時から検査終了まで「絶食」する必要があります。

しかし、GCTについては「特に食事の時間は関係がない」という情報もあるようなので、検査の前には主治医の先生に確認をして下さい。

「絶食」と聞くと、空腹に耐えられるかという不安があるかと思いますが、ここで食べてしまうと正確な検査結果が出なくなってしまいます。

検査前の準備は守るようにしましょう。

絶食後の検査では、「空腹に染み渡るブドウ糖シロップがとても美味しく感じられた」という意見もあるそうですよ。

その一方で、つわりで苦しんでいる方にとっては「地獄のように辛い検査」だとも思われます。

つわり真っ最中の方は、とにかく鼻をつまんで一気に飲んでしまいましょう。

血液検査を受ける前

血液検査の場合は、「前日からの絶食」「朝食抜き」などのほか、特に何も指示されないこともあるようです。

その場合はいつも通りの食事を取って問題ありません。

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妊娠糖尿病と診断される数値は?対策はある?

妊娠糖尿病の検査では、基準となる数値が決められています。

妊娠糖尿病が疑われる数値

<中期の血液検査> 随時血糖値 100mg/dl以上

<中期のGCT> 1時間値 140mg/dl以上

ここに引っかかった場合、妊娠糖尿病疑いとしてOGTTを受けます。

妊娠糖尿病と診断される数値

<中期のOGTT>

・空腹時   92mg/dl以上
・1時間値 180mg/dl以上
・2時間値 153mg/dl以上

これに1つでも引っかかってしまうと、妊娠糖尿病と診断されます。

これらの数値をクリアするために検査の前にできる対策があるとすれば、

◆医師の指示通りに「絶食」をする

◆太り過ぎないよう、適切な範囲で体重を増やす

くらいでしょうか。

ただ、検査の直前に何か行ったからと言ってすぐに数値が改善されるわけではありませんし、普段から気を付けていても検査に引っかかってしまうことだってあります。

そのため、検査前だからと言って何か特別なことをする必要はなく、なるべく普段通りに、そして医師の指示通りに過ごした方が良いのではないかと個人的には思います。

妊娠糖尿病の検査費用はどれくらい?

妊娠糖尿病の検査内容はもちろんのこと、検査費用についても気になりますよね?

妊娠糖尿病の検査費用は病院によって差があるようですが、大体1500〜3000円くらいが相場のようです。

それほど高い金額ではありませんから、必ず受けるようにしましょう。

このほか、妊娠糖尿病と診断された場合は血糖値の自己測定を行う必要が出て来ますから、

●血糖値測定のためのチップ代

●血液を出すための針代

の費用が発生します。

さらに、インスリン治療を行う場合は

●インスリン代

が加わります。

おわりに 

妊娠糖尿病は、発症してもあまり自覚症状がない場合がほとんどです。

特に妊娠中は、ただでさえ普段と体調が異なるわけですから、身体に異変があっても「妊娠のせい」だと思い込んでしまいます。

つまり、妊娠糖尿病を発見するには検査しかないのです。

妊娠糖尿病は、早期発見・早期管理が大切ですから、必ず検査を受けましょう。

私は現在、血糖値の自己測定を行っていますが、とても短い針を一瞬刺すだけですから、こわがるような痛みはありません。

針とチップの費用が高いのが難点ですが、自分で血糖値を把握できるのは血糖値コントロールを行うためのモチベーションアップに繋がります!

もしも妊娠糖尿病を診断されたとしても、出産までの期間限定ですから、落ち着いて検査を受けて来て下さいね。

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