血糖値が低下すると汗が出る?空腹時の冷えや震えは低血糖だから?

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血糖値は、1日の中で上下を繰り返しています。

通常の範囲内であれば、血糖値の変化を自覚することはできません。

特に、高血糖の場合は自覚症状が出にくいため、「体の異変に気付いたときには既に糖尿病を発症していた」というケースが起こってしまいます。

その一方で、自覚症状が出やすいのが「低血糖」。

みなさん、ひどくお腹が空いたときに「手が震える」「汗が出てくる」という経験をしたことがありますか?

私は空腹時で汗は出ませんが、手が震えたり、体の冷えを感じることはあります。

このように、血糖値がある程度下がってくると体にさまざまな変化が起こってくるのですが、血糖値が下がり続けると命に危険を及ぼすこともあるそうですから、低血糖を甘く見てはいけません。

今回は、低血糖の自覚症状の中でも「発汗」を中心にご紹介して行きます。

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空腹時の汗は低血糖のサイン?

「お腹が空くと汗をかく」という方はいらっしゃいませんか?

通常「汗」というのは、体温調節をするためにかくものです。

このほか、緊張したときにかく「精神性発汗」や辛い物を食べたときにかく「味覚性発汗」というものがあります。

しかし、汗をかくのはこれだけではありません。

実は、「血糖値の低下」によって汗をかくこともあるのです。

低血糖による発汗は、体が熱くて汗が出るというよりは、体の冷えと同時にかく「冷や汗」であることが多いようです。

特に糖尿病の治療をしている方は、低血糖になると汗が出やすいと言われていますが、糖尿病でない方でも空腹時に汗をかくことがあり、このような方は「低血糖症」と診断されることもあるそうです。

ただ、糖尿病でない限り、食生活を工夫することで空腹時の汗は改善されるそうですから、気になる方は低血糖を起こさない食生活を心がけましょう。

空腹時の汗はどんな時に起こりやすい?

たとえ空腹になっても、汗をかくときもあれば、汗をかかないときもあります。

では、どんな条件になると、空腹時に汗をかきやすくなるのでしょうか?

一般的に、血糖値が「急激に下がるとき」に汗が出やすいようです。

いわゆる「血糖値の乱降下」が起きたときですね。

例えば、炭水化物中心の食事をしたときや、ケーキやチョコレートなど甘いものをたくさん食べたときは血糖値が一気に急上昇しますので、しばらくするとその反動で血糖値が急激に下がることがあります。

ですから、低血糖で汗をかきやすい方は、「炭水化物や甘い物の過剰摂取をしていないか」「野菜やタンパク質も取れているか」振り返ってみて下さい。

また、糖尿病の方で薬やインスリンを使って治療をしている方であれば、

・薬やインスリンの量に対して食事の量が足りなかった時

・インスリンを打ちすぎた/薬を飲みすぎた時

・運動をしすぎた時

・お酒を飲んだ時

・お風呂に入った時

に低血糖を起こしやすいため、空腹感とそれに伴う発汗が現れやすくなります。

糖尿病の治療中の方で空腹時に汗をかきやすい方は、食事だけでなく生活全体に気を付けてみましょう。

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低血糖で汗がでるメカニズムは?

血糖値の乱降下が起こるときに汗をかくのはわかりましたが、なぜ低血糖で汗をかくでしょうか?

そのメカニズムについて簡単にご説明します。

まず、血糖値が低い状態というのは体にとってキケンな状態です。

ですから私たちの体は低血糖になると「血糖値を上げるホルモン」を分泌して、血糖値を上げようと試みます。

このような「血糖値を上げるホルモン」には、「グルカゴン・コルチゾール・アドレナリン・甲状腺ホルモン・成長ホルモン」などがありますが、これらのホルモンは心身を活発に働かせたり興奮させる役割があります。

つまり、血糖値を上げるホルモンが分泌されることによって体は興奮状態となり、発汗が起こるのです。

(「空腹だとイライラするのは血糖値が低いから?私の解決法はコレ!」に関連記事を書いています。)

空腹時の冷えや震えも低血糖の症状?

 

空腹になると「体の冷え」を感じたり「手足が震える」といった症状が出て来ることがありますが、これらの症状も低血糖が原因であることが多いそうです。

このほか、「強い空腹感」「動悸」「不安感」を感じることもあり、これらの症状は『自律神経症状』と呼ばれるもので、上記で述べた「血糖値を上げるホルモン」とも関係しています。

この自律神経症状は、低血糖の自覚症状の中でも比較的早い段階で現れてくる症状ですから、空腹時にこのような症状が出た場合には低血糖を疑い、何か食べて低血糖を悪化させないようにして下さい。

低血糖と診断される数値と深刻な症状は?

血糖値の正常値は「70~120mg/dl」の間です。

ですから、「血糖値が70mg/dl未満」の時に低血糖と判断されます。

汗、冷え、手足の震えなど、低血糖による自律神経症状が出るのは、70mg/dlぎりぎりの数値だそうですから、血糖値が70台であれば、何らかの自覚症状が出て来る可能性があります。

さらに血糖値が下がり「50mg/dl以下」になると、

・視界がかすんで見えにくくなる

・モノが2重に重なって見える

・頭が痛くなる

・眠気が襲ってくる

・意識が遠くなる

などの『中枢神経症状』が現れ始めます。

これらの症状が現れたら至急血糖値を上げなければなりません。

このまま放置してしまうと昏睡状態となり、最悪の場合には死亡する可能性もあるそうです。

このように、低血糖はある意味高血糖よりもコワいものですから、「低血糖かな?」と感じたら、早い段階で対処しる必要があります。

おわりに

冒頭でも述べましたが、私も空腹時に冷えや震えの症状が現れることがあります。

ただ、空腹を感じてもこれらの症状が出ないときもあるので、空腹時間が長いからと言って低血糖を起こすわけでもなさそうです。

健康な人であれば、空腹時でも血糖値は70~120mg/dlの間で保たれているものですから、少々血糖値が下がったからと言って大きな問題はないでしょう。

また、妊娠糖尿病の経験者であるMさんによると、Mさんが血糖値60台に下がってしまったにも関わらず、主治医から「インスリン治療をしていない人であれば、低血糖であっても慌てる必要はない」と言われたそうです。

つまり、「血糖値が70mg/dlより下がってもそれほど心配いらないケース」もあれば、「70mg/dlより上でも自覚症状に悩まされるケース」もあるということですから、「この数値なら安心、この数値なら危険」というのは個人によって異なると言えそうです。

ただ、低血糖は起こさないに越したことはありませんから、強い空腹感を感じた時は少しでもいいですから何か口にした方が良いと思います。

特に、インスリンや投薬など血糖値の治療をしている方は、低血糖を起こしたときの備えを忘れないで下さいね。

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