アルコールだけではない!肝臓と血糖値の関係は?

高血糖値の皆さんは毎年1回の健康診断を受けているかと思いますが、一番気になる検査項目と言えばやっぱり「血糖値」と「HbA1c」ですよね?

この二つの項目が正常値の範囲内に収まっていると、とても嬉しくなると同時に安心するのではありませんか?

しかし、糖尿病に関する項目は、「血糖値」と「HbA1c」だけではありません!

実は、「肝機能」も血糖値と関わりがあるようです!

実は私は高血糖が発覚するずっと前のこと、肝機能の数値が悪く脂肪肝を指摘されたことがあります。

しかし、私は肥満でもなく、アルコールもほとんど飲みません。

それなのに脂肪肝だったのです。

当時の私は「ごはん」をよく食べていたため、今振り返れば炭水化物の取り過ぎが原因だったのではないかと疑っています。

もしも、健康診断の結果であなたの肝機能の項目が基準値を超えていた場合、もしかしたら血糖値が悪さをしているのかもしれません。

今回は、「肝臓の数値と血糖値の関係」についてご紹介して行きます。

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肝機能の数値の意味は?アルコールと関係するのはどの値?

健康診断の項目の中に「肝機能」というものがありますが、「肝機能」の中にもさらにいくつかの項目があります。

皆さんは、それぞれの意味をご存知ですか?

以下に簡単にご説明します。

・γ-GTB(ガンマジーティーピー)

たんぱく質に働きかける酵素。肝臓や胆管の細胞や胆汁の中に含まれている。

・ALP

リン酸化合物に働きかける酵素。肝臓をはじめとする多くの細胞で作られる。何らかの原因で胆汁の流れが悪くなると、ALPの数値が上がる。

・AST

代謝に関係する酵素。肝臓や心臓、腎臓などの臓器に特に多い。

・ALT

代謝に関係する酵素。肝臓の細胞に多くある。

上記の数値のうちアルコールと関係があるのは「γ-GTP」です。

γ-GTPの基準値は、「男性 50IU」「女性 32IU」であり、もしも基準値を超えている場合はアルコールの飲みすぎによる「アルコール性脂肪肝」の疑いがあると診断されるようです。

ただ、100IU以下であれば比較的「軽度」であるそうですから、1週間ほどお酒を控えるだけで数値が改善され始めるとも言われています。

しかし、100IUより高い場合には注意が必要です。

特に、数値が200IU以上とあまりにも高い場合には、「がん」や「結石」などを発症している場合もあるそうですからすぐに病院を受診しましょう。

糖質の取り過ぎは肝臓の数値にも影響を与える?

肝臓というと、アルコールの影響を大きく受けているようなイメージがあります。

しかし、肝臓の数値はアルコールだけでなく「糖質の影響も受ける」のだそうです!

つまり、高血糖の私たちは肝機能の数値も気にしなければならないということですね。

糖質が肝機能の値を上げてしまうのは次のような理由によるものです。

まず体内に入った糖質は、ブドウ糖に分解されて血液中に流れ、インスリンの働きによって筋肉に取り込まれ、体を動かすエネルギーとして働きます。

しかし、糖質の取り過ぎで血液中に糖(血糖)が過剰になると、余った糖はグリコーゲンに変換され肝臓に蓄えられます。

このグリコーゲンは、私たちの身体がエネルギー切れを起こしたときに使うためのいわば「備蓄エネルギー源」であります。

しかし、このグリコーゲンを肝臓に蓄えてもなお余ってしまった糖質は、インスリンの働きによって中性脂肪に変化され肝臓に蓄えられます。

そして、肝臓に中性脂肪がたくさん溜まった状態が「脂肪肝」であり、γ-GTPを上げる原因となるのだそうです。

つまり、「糖質を取り過ぎると、γ-GTPは上がってしまう」と言えます。

さらに良くないのは「脂肪肝はインスリン抵抗性を増して血糖値を下げにくくする」ということです。

すると「血糖値が高いと脂肪肝になり、脂肪肝になると血糖値が下がりにくくなる」といった悪循環が発生するということです。

たとえ肥満でなくても、糖質の過剰摂取が続くとは脂肪肝になりやすいそうですから、既に高血糖の私たちは脂肪肝にも気を付けなければいけませんね。

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まだある?肝臓の数値を悪くする原因は?

γ-GTPの数値は、主に「過剰な飲酒」や「過剰な糖質の摂取」によって上がることがわかりましたが、アルコールや糖質を多く摂取していないにも関わらず数値が高くなってしまうこともあります。

その理由は下記になります。

食べ過ぎ/肥満

肝臓の中性脂肪は、過剰な糖質だけでなく過剰な「脂質」も原因の一つとなっています。

脂っこいものが好きな方や肥満の方(特に内臓脂肪型の人)は、アルコールを飲まなくても肝臓の数値や脂肪肝には注意して下さい。

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運動不足

体に必要なエネルギーは、運動量によって左右されます。

運動不足の方は、消費エネルギーも少ないために食べた糖質や脂質が体内に余りがちです。

そのため、運動習慣のある方に比べて脂肪肝のリスクが高まり、肝臓の数値も悪くなりやすいと考えられています。

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非アルコール性脂肪肝は、アルコール性脂肪肝と同様に放っておくと危険です。

初期のうちは特に自覚症状がないため、知らず知らずのうちに肝臓に脂肪が溜まって行ってしまい、ひどくなると「肝炎」「肝臓がん」「肝硬変」などの命に関わる怖い症状へと進んでしまうこともあるそうです。

自覚症状がないと、どうしても心のどこかで「自分は大丈夫だろう」という気持ちになってしまいますが、健康に関してはあまり甘く考えず危機感を持つことが大切ではないかと思います。

おわりに

冒頭でも述べたように、私はずっと以前、肝機能の数値が悪く脂肪肝を指摘されたことがあります。

私はやせ型ですし、お肉や揚げ物など脂質が多い食品は好きではなく、お酒もほとんど飲まなかったので、まさか自分の肝臓に脂肪がついているとは思いもよりませんでした!

しかし私は、お肉や揚げ物の代わりに、ご飯やパンや甘い物をよく食べていたのです!

おそらくこの過剰な糖質が脂肪肝を招き、さらには高血糖をも招いてしまったのだと思います。

知識がないってコワいことですね。

そして現在は、自分の高血糖を知り糖質を控える食生活に変えたおかげか、肝機能の数値も正常値に戻りました。

高血糖の皆さんは、血糖値とHbA1cだけでなく、肝機能の数値も気にするようにして下さいね。

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