更年期は血糖値が上昇?糖尿病リスクが増す?

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「更年期は血糖値が高くなりやすい」というのをご存じですか?

そのため、更年期に糖尿病を発症する女性は多いのだそうです。

更年期に血糖値が高くなる原因には、「女性ホルモン」が関係しています。

私も40代ですので、「更年期はまだ先・・・」と言ってられない年齢になって来ました。

もしかしたら、私の高血糖も女性ホルモンが影響しているのかもしれないと疑っています。

女性にとって、更年期は避けられないものですが、更年期をきっかけに糖尿病にならないよう「更年期ならではの血糖値コントロール」を行って行きましょう。

今回は、「女性ホルモンと血糖値の関係」や「更年期に血糖値が高くなってしまう理由」「更年期の血糖値コントロール法」についてご紹介していきます。

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更年期になると血糖値が上昇するのはなぜ?

更年期になると、血糖値が高くなりやすいのをご存知ですか?

「そう言えば、若い頃と比べて・・・」と思い当たる節がある方もいらっしゃるでしょう。

確かに、「血糖値の悩み」は、中年以降の世代に多くみられる悩みですので、血糖値の変化に年齢が関与しているというのは事実なのだと思います。

では、なぜ更年期になると血糖値が上昇してしまうのでしょうか?

更年期と血糖値の関係には、いくつか原因がありますのでご紹介します。

<女性ホルモンの減少>

女性ホルモンには、インスリンの効きをよくする働きがあります。

更年期に入り閉経が近づくと、女性ホルモンの分泌が減少して来るため、インスリンの効きが悪くなり血糖値が上がりやすくなります。

若い頃と同じような食生活をしているのは危険です。

<内臓脂肪の増加>

女性ホルモンの低下や加齢によって、更年期には内臓脂肪が付きやすくなります。

脂肪細胞が増えると「インスリン抵抗性」が増加しインスリンの効きが悪くなりますので、血糖値が上がってしまいます。

(「『インスリン抵抗性』とは何?原因は?」に関連記事を書いています。)

<運動不足>

更年期障害によって体に不調が出てくると、外に出るのが面倒になったり、家事もやる気が出ないことがあります。

すると、日々の活動量が減ってしまい、慢性的な運動不足によって血糖値が下がりにくくなります。

<ストレス>

更年期の年代は、子供の成長やパートナーの定年など「生活環境が変化する時期」と重なるため、ストレスを受けやすい時期と言えます。

また、更年期障害による「体の不調」もストレスとなります。

このようなストレスによって、「食」に走る女性は多いものです。

ついイライラして食べ過ぎてしまうことが増え、血糖値が上がりやすくなります。

このように、更年期というのは「女性ホルモンの変化」と「生活環境の変化」によって、血糖値が上がりやすい時期だと言えます。

更年期が近づいてきたら、これまでの生活習慣を変えてあげないと、体が着いて行けなくなりますよ。

閉経と血糖値の関係は?

ご説明したように、更年期の女性の血糖値に一番影響を与えているのは「女性ホルモン」の減少です。

では、「女性ホルモンと血糖値」には、どのような関係があるのでしょうか?

女性ホルモンの一つである「エストロゲン」は、インスリン感受性を高めて、インスリンの効きをよくする作用があります。

さらにエストゲンは、コレステロールを低減し、内臓脂肪をつきにくくする働きもあるのです。

女性は男性と違って、内臓脂肪より皮下脂肪がつきやすいく、ウエストよりも、ヒップや太ももにお肉が付きやすいのですが、これはエストロゲンの働きによるものなのです。

更年期に入り、エストロゲンが減少すると、インスリンの効きにくい体へと変化し、コレステロールが増えて、内臓脂肪がつきやすくなります。

どうりで、中年女性のウエストはメタボ男性に負けないくらい「ご立派」なわけです。

内臓脂肪が増えると「インスリン抵抗性」が増しますので、血糖値は急上昇するようになります。

このように、閉経前後で、女性の血糖値は大きく変化するということです。

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更年期障害による糖尿病の症状は?

「更年期障害をきっかけに血糖値が上がりやすくなり、閉経後は一気に糖尿病へと進行していく・・・」このようなケースはよくあるのだそうです。

では、更年期の女性が高血糖になると、どのような症状が現れるのでしょうか?

一般的な糖尿病の症状には、

・異常に喉が渇く

・尿の回数が増える

・常に空腹感がある

・食べているのに体重が減る

・食欲の異常(過食、または食欲低下)

・食後の強い眠気

などがありますが、これに加えて女性の場合は

・陰部のかゆみ

が現れるのが特徴です。

陰部のかゆみの原因は、高血糖によって皮膚や粘膜の血行が悪くなり、末端部まで栄養が行き渡らなくなることによるものだそうです。

「かゆみ」というのは、糖尿病が一歩進んだ症状なので、このような症状がみられる場合は「随分前から高血糖が続いていた」というサインになります。

更年期とは、いつのこと?

そもそも「更年期」とは、どの時期をさすのかご存じですか?

更年期とは、「閉経を迎える前後10年間」のことを言います。

閉経の目安は、だいたい50歳ですので、50歳を挟む「45歳~55歳」までが更年期となります。

更年期になると、卵巣の機能が低下してきますので、月経のリズムが乱れるなど「月経のトラブル」が起こるようになり、やがて女性ホルモンが減少して閉経となります。

閉経の時期やホルモンバランスの変化は個人差が大きいので、更年期の時期にももちろん個人差があります。

そのため、早めに更年期に入る方もいれば、ゆっくり目の方もいますし、更年期が長い方もいれば、短い方もいます。

更年期障害とはどんな症状を言うの?

「更年期障害」とは、更年期に起こる様々な体や心の不調の総称ですが、その症状は多岐にわたります。

先ほどご紹介したように、血糖値に影響を与える「エストロゲン」は、体や精神にまで影響を与えます。

エストロゲンの低下による更年期障害には、

・顔がほてる(ホットフラッシュ)

・大量の汗をかく

・イライラ、怒りっぽい

・うつ症状

・疲労

・肩こり、頭痛、めまい

・手足の冷え、のぼせ

・動機

・物忘れ

・骨粗鬆症

などの症状が現れます。

更年期障害の原因は、「脳では女性ホルモンを出すように働きかけているにも関わらず、卵巣機能の低下によって体がうまく作用せず、脳が混乱し、自律神経を乱してしまうから」とされています。

もちろん、女性ホルモンの低下による「高血糖」も、更年期障害の症状の一つだと言えますね。

更年期の血糖値上昇を防ぐには?

エストロゲンが減少し始めるのは「40歳くらい」からとされているため、40代に入れば高血糖になるリスクが上がると言えます。

では、更年期の高血糖を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

更年期の血糖値上昇を防ぐには、普通の人と同じように、「食事」と「運動」によって血糖値をコントロールすることが必要ですが、更年期特有の症状を考えた場合、「ストレスの発散」や「女性ホルモンの補充」「更年期障害の緩和」なども必要になってくるのではないでしょうか?

更年期の女性にお勧めな血糖コントロール法はこちらです。

<食事>

更年期は、女性ホルモンの低下によって内臓脂肪がつきやすく、コレステロールも上がりやすい状態です。

血糖値を上げる「糖質」を控えるのはもちろんのこと、全体的な食事の量を見直してみましょう。

取り過ぎた糖質は、血糖値を上げるだけでなく、脂肪として蓄積されます。

脂肪が付くとインスリンが効きにくい体になりますので、今の食事量が適切かどうか見直してみましょう。

(「高血糖の原因は食事?血糖値を下げる食事療法は?」に関連記事を書いています。)

<栄養はしっかり取る>

血糖値を下げたいからと言って、無理な食事制限によるダイエットはよくありません。

たんぱく質を控えてしまうと、筋肉量が落ちて、さらに体脂肪が増えてしまいます。

糖質を控えたんぱく質をしっかり取ると同時に、インスリンの元となる亜鉛を含む食品を摂取しましょう。

骨粗鬆症を防ぐために、カルシウムも忘れないでくださいね。

(「インスリン抵抗性は食事で改善できる?」に関連記事を書いています。)

<運動>

更年期症状があると、外に出るのも、人に会うのも面倒になりますよね?

こうして一日中家の中に閉じこもっていると、どうしても運動不足になります。

血糖値を下げるには、運動によって筋肉を使うことが欠かせません。

なぜなら、筋肉は血液中のブドウ糖をエネルギーとして消費してくれるからです。

外出やジム通いが難しい方は、家の中でもできる運動を試してみましょう。

スクワット、腹筋、踏み台昇降などは定番ですが、ダンスDVDで踊ってみるのもお勧めです。

(「血糖値を下げるために室内でもできる運動とは?」に関連記事を書いています。)

<ストレス解消>

ストレスというのは、「自分の思い通りにいかないとき」に強く感じませんか?

そのため、ストレス解消をするのであれば、「自分でコントロールできる何か」をすることが大切です。

つまり、「得意なこと」をするのです!

料理でも裁縫でもカラオケでも、自分の思い通りにできるとスキッとしますよね?

逆に、苦手なことや勝負事は控えましょう。

(「高血糖の原因はストレスだった!?」に関連記事を書いています。)

<睡眠をしっかりとる>

睡眠不足は、脳を疲労させます。

つまり、睡眠不足によって、脳がホルモンのコントロールを上手くできなくなると、その結果、血糖値が乱れてしまいます。

睡眠不足を解消するだけでも、血糖値が下がるケースもあるそうです。

<女性ホルモンの補充>

あまりに更年期障害が辛い場合、女性ホルモンを補充する治療法もあります。

女性ホルモンを補充することで、更年期障害を緩和することができますが、女性ホルモン療法には、少なからず副作用があります。

ホルモン補充療法を受ける際は、医師とよく相談してくださいね。

更年期の不調の緩和と同時に血糖値にも効果的な食品の方が安心でお勧めです。

まとめ

私は既に40歳を超えていますので、徐々に女性ホルモンが減少し始めているのかもしれません。

女性ホルモンが減少するのは仕方がないとしても、内臓脂肪が付きやすくなったり、血糖値が高くなるのは困ります!

若いうちは、血糖値を正常に保つために女性ホルモンに頼れましたが、これから女性ホルモンに頼りきることができませんので、「食事」と「運動」でしっかり血糖値コントロールをしていかないといけませんね。

それにしても、更年期は10年間も続くのですね・・・。

程度にもよりますが、10年間も様々な不調に悩まされ続けるのはちょっとしんどいですね・・・。

自分がどんな更年期を迎えるのか未知の世界ですが、くれぐれも糖尿病にはならないよう、今から予防しておこうと思います。

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