血糖値が高いのはなぜ?

血液検査や健康診断で「血糖値が高めですから気を付けて下さい」と言われた方はいらっしゃいませんか?

または、自己測定器で血糖値を測ったら「この数値って高いんじゃない?」と不安を覚えた方もいらっしゃるでしょう。

私は、後者です。

自分の血糖値が高めだと知ったときの私は「何で血糖値が高いの?」「血糖値が高いと何がいけないの?」「どうして血糖値が高くなっちゃうの?」と頭の中が疑問だらけになりました。

そして、いろいろと調べてみた結果、血糖値というのは、日々変化しているものであり、血糖値を上げる要因には様々なものが複雑に絡み合っていることがあるがわかりました。

今回は、「血糖値が高くなる様々な原因」についてご紹介していきます。

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血糖値が高い!?高血糖をわかりやすく言うと?

血糖値とは「血液中のブドウ糖の濃度」のことを言います。

血糖値は、インスリンの働きによって一定の濃度を保たれているのが正常ですが、何らかの原因によって「血液中のブドウ糖の濃度が高くなってしまい、血糖値が下がりにくくなることを高血糖」と言います。

高血糖の状態が長く続くと糖尿病を引き起こすだけでなく、血管がダメージを受けることから血管や神経の病気にまで発展する可能性があります。

(「高血糖とは何?血糖値が高いときの症状は?」「血糖値が高いとどうなる?高血糖がダメな理由は?」に関連記事を書いています。)

正常な人の血糖値の基準値は、

・空腹時    110mg/dl以下

・食後2時間  140mg/dl以下

ですが、もしあなたの血糖値が、

・空腹時    126mg/dl以上

・食後2時間  200mg/dl以上

を超えていたら、糖尿病の可能性が強くなります。

たとえまだ糖尿病でなくても、血糖値の基準値をオーバーしていたり、基準値ギリギリの数値だった場合は、何らかの血糖値対策を始めた方がいいでしょう、

血糖値コントロールを始めるために、まずは「高血糖になる原因」を知る必要がありますね。

なぜ高血糖になる?高血糖の理由は?

血糖値が基準値を大きく超えたり高血糖状態が続いてしまうのは、いったいなぜでしょうか?

高血糖になる理由は、いたってシンプルです。

それは、インスリンがうまく働いていないからです。

通常、食事をして私たちの体の中にブドウ糖が取り込まれると、血液中のブドウ糖の濃度が上がります。

この増えたブドウ糖を下げる役割が、インスリンです。

インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞へ取り込んでエネルギーとして消費したり、筋肉や脂肪へ蓄える働きがあります。

このように、血液中のブドウ糖を体内に取り込むことで、血液中の血糖値が下がっていくというわけです。

しかし、何らかの原因によってインスリンの機能が低下すると、血液中のブドウ糖を細胞や筋肉に取り込むことができず、血液中に余ってしまうため、高血糖になってしまうのです。

では、「インスリンの機能が低下する」とは、どういう状態を表すのでしょうか?

インスリンの機能が低下している状態には、二つのタイプがあります。

1、インスリンの分泌が少ない(インスリン分泌不全)

一つ目は、インスリンの分泌量が少なくなってしまったケースです。

これを、「インスリン分泌不全」と言います。

インスリン分泌不全になると、血糖値を下げるために十分なインスリンが出てこないため、食後の血糖値が下がりにくくなります。

2、インスリンの効きが悪い(インスリン抵抗性)

二つ目は、インスリンが分泌されているものの、インスリンの効きが悪くなっているケースです。

この状態を「インスリン抵抗性」と言います。

インスリン抵抗性の場合、

「血糖値が上がる ⇒ インスリンを出す ⇒ なかなか血糖値が下がらない ⇒ さらにインスリンが出る」 

という状態を繰り返すため、血液中にどんどんインスリンが出て来てしまいます。

こうして、インスリンが筋肉や脂肪内にたまっていくと、ますますインスリンの効きが悪くなって行き、血糖値が下がらなくなってしまいます。

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インスリンが働かなくなるのはなぜ?

「インスリン分泌不全」か「インスリン抵抗性」か、人によって高血糖の原因は異なりますが、インスリンの機能が低下していることに間違いはありません。

では、なぜインスリンの機能低下を招いてしまうのでしょうか?

これにはいくつか原因がありますのでご紹介します。

<肥満>

脂肪が多いと、インスリンの効きが悪くなってしまいます。

さらに、内臓脂肪は皮下脂肪より糖の代謝を悪くしますので、注意が必要です。

また「食べ過ぎ」によって肥満は引き起こされますが、「食べ過ぎ」というのは、血糖値を下げるために毎日大量のインスリンが分泌されているということになります。

つまり、食べ過ぎが続くことで膵臓が疲れてインスリンを分泌できなくなってしまったり、肥満になることでインスリンが効きにくい体になってしまうのです。

<運動不足>

筋肉は、ブドウ糖を消費してくれます。

そのため、日ごろからあまり筋肉を使わない方は、血液中のブドウ糖の消費量が少ないため、余ったブドウ糖が脂肪細胞へ取り込まれて行きます。

その結果太りやすくなり、インスリンが効きにくくい体になってしまいます。

<食生活>

血糖値を上げるのは、炭水化物や砂糖などに含まれるブドウ糖です。

そのため、ごはんやパン、麺類、甘いものを好んで食べる方は血糖値が上がりやすく、血糖値を下げるためにインスリンがたくさん必要であるということです。

食事の時間が不規則だったり、外食ばかりで野菜が不足してたり、バランスの悪い食生活などもインスリンを大量に消費します。

このような食生活が続くことで、インスリンの機能が低下して来ます。

また、先ほども述べたように、食べ過ぎはインスリン抵抗性を高めてしまいます。

「いつもおなかいっぱいになるまで食べる」という方は注意が必要です。

<アルコール>

アルコールを摂取すると、肝臓に蓄えていたブドウ糖が血液中に放たれるため、一時的に血糖値が上がります。

そして、上がった血糖値を下げようとインスリンが分泌されます。

そのため、アルコールを飲んだ後は血糖値が下がってしまい、空腹感を感じます。

飲酒後の低血糖が「締めのラーメン」へと繋がり、肥満を招きます。

(私の場合は、「締めのスイーツ」でしたが・・・。)

このように、お酒を飲むと食欲のコントロールが乱れて食べ過ぎてしまったり、ダラダラと長時間「ながら食い」をしがちなため、インスリンの機能低下を招きます。

また、アルコール自体に糖質は含まれていませんが、ビールや日本酒などお酒の種類によっては糖質が多く含まれているため血糖値を上げるものもあり、飲酒の習慣はインスリンの機能を低下させると考えられます。

<たばこ>

たばこには、インスリン抵抗性を高める成分が含まれています。

そのため、喫煙後は血糖値が上昇します。

喫煙の習慣は、インスリンの機能を低下させる原因となります。

<ホルモンの影響>

インスリンの分泌は、女性ホルモンの影響を受けます。

そのため、生理前や妊娠中、閉経後はインスリンの効きが悪くなります。

<カフェイン>

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、インスリンの効きを悪くするため、一時的に血糖値が上がるそうです。

特に、糖尿病や糖尿病予備軍の方が、毎日たくさんのカフェインを摂取しているとインスリン抵抗性が高まり、高血糖の原因になる可能性があります。

<遺伝>

糖尿病は遺伝しませんが、「糖尿病になりやすい体質」は遺伝します。

つまり、インスリンの分泌が少ない体質、インスリンの効きが悪い体質、という部分が受け継がれるということです。

また、食生活や生活習慣は親子で似ているケースが多く「糖尿病の親と同じような生活習慣を続けていると、その子供も糖尿病になりやすい」と考えられます。

また、アジア人は欧米人に比べ、インスリンの分泌量が少ない体質なのだそうです。

つまり、世界的に見ると「日本人は体質的に高血糖になりやすい」と言えますね。

<加齢>

年を取ればとるほど、体の機能が衰えてきますので、インスリンの分泌量が減ってきたり、インスリンの働きが悪くなってくるのは仕方ありません。

ある程度の年齢になったら、若い頃と同じような生活は改めていくべきだということですね。

また年齢とともに代謝が落ちてきますので、太りやすくなります。

加齢とともに、筋肉が落ち、内臓脂肪が増えてくると、インスリンの効きが悪くなりますので、高血糖になります。

<ストレス>

ストレスがたまると、体内では様々なホルモンが分泌されます。

これらストレスの影響を受ける複数のホルモンは、血糖値を上げる働きがあります。

また、ストレスがたまると、ストレス解消のために過食してしまったり、お酒やたばこの量が増えてしまいますので、このような生活習慣によってインスリンの効きが悪くなり、血糖値が上がる原因となります。

こうして見ると、血糖値が高くなる原因が「長年の生活習慣」とされるのもうなずけますね。

高血糖の原因が膵臓にあることも?

長年の生活習慣によりインスリンの機能が低下すると、やがて糖尿病を発症します。

「生活習慣病の一つ」として言われている糖尿病を「2型糖尿病」と言い、糖尿病患者の98%以上が当てはまるそうです。

では、糖尿病患者の残り2%は、何が原因でインスリンの働きが悪くなってしまうのでしょうか?

この2%の患者は、もともと膵臓に異常がある場合です。

ウイルス感染や遺伝などの原因によって、膵臓の機能が低下し、インスリンが分泌されなくなってしまうケースです。

これは、生活習慣とは関係なく発症するものであり、防ぐことができません。

このように、膵臓の機能が低下することで発症する糖尿病を「1型糖尿病」と言い、「2型糖尿病」とは区別されています。

まとめ

こうしてみると、血糖値が上がる原因はたくさんありますね!

この中でも、高血糖の大きな原因は、ブドウ糖が含まれる食べ物を摂取することです。

つまり、ブドウ糖が含まれるご飯や甘いものなどの炭水化物の摂取量を少なくすれば、血糖値を上げにくくすることができます。

このように、血糖値を上げないための食生活は、自分の努力と工夫で何とかできそうですが、インスリンの機能を回復するには、生活習慣そのものを改善していかなければなりません。

振り返ってみると、私はストレスをため込みやすい性格なうえ、ストレスがたまると過食やスイーツに走るクセがありました。

お酒やたばこの習慣はありませんが、甘いものは毎日のように食べていましたね・・・。

さらに、子育てで動き回っていることを理由に、運動らしい運動はしていませんでした。

これが、私の高血糖の原因かもしれないと反省しています。

私のように、高血糖になってしまった「あなたの原因」をよく考え、そこを改善していけば血糖値を改善できるはずです!

私も、少しづつですが、これまでの食習慣と生活習慣を変えていきます!

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