子供の糖尿病を防ごう!お菓子やジュースの上手な与え方は?

子供はお菓子やジュースが大好きですから、毎日のおやつタイムにお菓子やジュースを用意しているご家庭がほとんどだと思います。

では、「どんなお菓子を」「どれくらいの頻度で」「どれくらいの量を」与えていますか?

「お菓子やジュースの子供への与え方」というのは、各家庭によって考え方が異なりますし、実はとてもデリケートな問題ではないかと思っています。

我が家の場合「子供が小さいうちは市販のお菓子の味を覚えさせたくない」「コーラなどの清涼飲料水はできるだけ飲ませたくない」という考えでした。

今は子供達もだいぶ成長したので、市販のお菓子もジュースも一通り経験しましたが、それでも「日常的に」「大量に」は与えません。

そのため、同じ年代のお子さんが食事として菓子パンやドーナツを食べていたり、水代わりにコーラを飲んでいるのを見ると驚いてしまいます。

お菓子やジュースは子供にとって楽しみでもありますから、あまりに厳しい制限をする必要はないと個人的には思います。

しかし、子供が欲しがるまま与え続けることは、糖尿病の引き金になるでしょう。

今回は「お菓子やジュースと子供の2型糖尿病の関係」「子供へのお菓子やジュースの与え方」について述べて行きます。

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ジュースは2型糖尿病になりやすい?

離乳食が「果汁」からスタートすることからわかるように、子供は甘い液体を好みます。(もちろん大人もですが)

しかしジュースは「飲み過ぎると2型糖尿病のリスクを上げる」と言われているのをご存じですか?

その理由を、以下に簡単にまとめてみます。

ジュースにはたくさんの糖分が含まれている

ほとんどのジュースには、ブドウ糖や果糖などの糖分が大量に含まれています。

噛む必要のない液体のジュースはのど越しがいいうえ、冷やすことで甘味が感じにくくなることからつい飲みすぎてしまいますよね?

つまり、「大量の糖分を」「簡単に」「短時間で」摂取してしまうことになります。

その結果、血糖値が急上昇し、2型糖尿病のリスクが高くなります。

カロリーが高い

ジュースは意外と高カロリーです。

その上口当たりがよくどんどん飲めてしまうため、あっという間にカロリーの過剰摂取となります。

カロリー過多の生活は肥満の原因となるため、2型糖尿病のリスクが上がります。

果物ジュースには中性脂肪を増やす果糖が多く含まれている

果物を使ったフルーツジュースには、果糖(フルクトース)と呼ばれる糖分が含まれています。

果糖はどちらかというと「血糖値を上げにくい」と言われている一方、「中性脂肪になりやすい」のです。

中性脂肪が増え過ぎると肥満を招き、2型糖尿病のリスクが上がります。

ジュースは体内への吸収が早いので「血糖値が急上昇しやすい」という特徴があります。

このような血糖値の急上昇を繰り返していると、じわじわと2型糖尿病のリスクが上がって行ってしまいますよ。

子供がなりやすい「ペットボトル症候群」とは?

みなさんは「ペットボトル症候群」というのをご存知ですか?

ペットボトル症候群の正式名称は「清涼飲料水ケトーシス」または「ソフトドリンクケトーシス」と言い、別名「急性糖尿病」とも呼ばれるそうです。

「ペットボトル症候群」の原因は、ジュース(清涼飲料水)の大量摂取です。

ジュースを大量に摂取すると高血糖になりますので、体は血糖値を下げるためにたくさんの尿を作り、体外へ排出しようとします。

すると今度は、体内が水分不足となりますので喉が渇きます。

そこでまたジュースを飲む・・・。

これを繰り返しているうちにやがて血糖値が高いまま下がらなくなってしまい、急性の糖尿病となってしまうのです。

「ペットボトル症候群」になると、

・異常な喉の乾き

・多尿

・眠気

・疲労感

・イライラ

・意識障害や昏睡(重度の場合)

など、一般的な糖尿病と同じような症状が現れます。

身体にとって水分を補給することはとても大切ですが、ジュースでは逆効果だということです。

水分補給には、お茶や水を飲むべきですね。

(「子供の糖尿病の特徴は?口臭やおねしょは糖尿病のサイン?」に関連記事を書いています。)

ヘルシー志向のお菓子やジュースならいいの?

お菓子やジュースと言っても、最近は「ゼロカロリー」「低糖質」「低脂肪」などヘルシー志向のものがたくさんありますよね。

私達が商品を選ぶとき、ついこのようなヘルシー志向の商品を選んでしまいがちですが、2型糖尿病を予防するという点においては、このような商品は控えた方がよさそうです。

ヘルシーなイメージの裏にあるリスクは下記になります。

・ノンシュガー

ノンシュガーの意味をご存じですか?

ノンシュガーの定義は「食べ物や飲み物100g中に含まれる単糖類や二糖類の量が5g未満のもの」です。

したがって、糖類が全く含まれていないという意味ではありません。

また「ノンシュガー≠ノンカロリー」ですから、しっかりカロリーが含まれていることをお忘れなく。

・カロリーゼロ

カロリーゼロの商品には、必ず人口甘味料が使われています。

人工甘味料には様々な種類がありますが、中には人体への安全性に懸念が残るものもあります。

更には、人工甘味料の取り過ぎは2型糖尿病のリスクを上げるそうです。

病院で指導される糖尿病の食事療法でも「人工甘味料を取り過ぎは、更なる甘味を欲する原因となるので、カロリーゼロの商品に頼り過ぎるのはよくない」と指導されることもあるほどです。

(「人工甘味料は血糖値が上がる?インスリンへの影響とは?」「エリスリトールは糖質ゼロなのに太るって本当?」に関連記事を書いています。)

・ダイエットスムージー

美容やダイエットに役立つとして人気のスムージー。

スムージーは、野菜や果物が粉砕されている分「栄養素が吸収されやすい」という特徴があります。

胃腸が弱い方や野菜が苦手なお子さんの「補助的な役割」としてスムージーを取り入れることに反対ではありませんが、スムージーだから血糖値が上がらないというわけではありません。

スムージーを飲みやすくするために加える果物には果糖が含まれるうえ、コップ1杯のスムージーを作るためにはたくさんの野菜や果物が必要ですから、場合によっては「糖質たっぷりスムージー」が出来上がってしまうのです。

スムージーを飲むのであれば、野菜や果物そのものを食べるようにしましょう。

(「果物の食べ過ぎは血糖値を上げない?「太る」はウソ?」に関連記事を書いています。)

・乳酸菌飲料

「お腹には良い」かもしれませんが、かなりの量の糖分が含まれています。

このように、たとえヘルシーをウリにした商品であってもジュースには糖尿病のリスクがあると言えそうですね。

(「小学生の2型糖尿病が増加?!原因は食生活?」に関連記事を書いています。)

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子供がお菓子やジュースを欲しがったら?

お菓子やジュースには、健康へのリスクがあることは確かです。

だからと言って、あれもダメこれもダメと禁止してしまうのは子供の楽しみを奪うことになりかねません。

そしていつかその「反動」でよくない結果を招くようなことになったら・・・。

いろいろ調べたり自身の経験を振り返りならが、子供へお菓子やジュースの上手な与え方について次のように考えてみました。

・お菓子やジュースは楽しむためのもの!

お菓子やジュースはお腹を満たすものではなく「心を満たすもの」「楽しい時間を過ごすためのエッセンスである」と考えてみませんか?

家族の行事や友達とのパーティーなど、特別な日は食べたいものを選ばせてあけましょう。

そのかわり「食事の代わりに甘いモノ」は控えましょうね。

・お菓子やジュースは「1人前」を用意

おやつをあげる際は、「1人前」だけ出しましょう。

小さな個包装になっているお菓子や紙パックのジュースなど「1人前がわかりやすいもの」がお勧めです。

また、成長に合わせてその子に合わせた「1人前」を用意しましょう。

くれぐれも食卓に「お菓子の袋ごと」「ペットボトルごと」出すことのないように注意して下さいね。

・お菓子とジュースを同時に与えない

「今日お菓子を食べるなら、ジュースは明日」というように、お菓子とジュースを同時に与えないようにしてみませんか。

お菓子もジュースも与えてしまうと、あっという間に糖分の取り過ぎになってしまいます。

また、ご存じだと思いますが「しょっぱいスナック菓子と甘いジュース」の組み合わせは食欲が止まらなくなりますので要注意ですね。

お菓子を食べながらお茶や水を飲めば、虫歯予防にもなりそうです。

・手作りを楽しむ

子供と一緒にお菓子を手作りすると、「砂糖の使用量」を子供に目で見て理解させることができます。

また手作りの良さは、材料を自由に変えられること。

例えば、砂糖を黒砂糖やはちみつに変えればビタミン・ミネラルを補給することができますし、バニラエッセンスやハーブなどを使って風味豊かに仕上げることで満足度を高めることもできます。

おわりに

親がどんなに「与えたくない」と思っていても、どこかで味を覚えて来るのが子供です。

すべてを管理することは不可能ですから、ある程度は目をつぶるしかありません。

ただ、お菓子やジュースの摂取法について各家庭なりのルールを決めておき、ルールを守って食べることをお子さんに言い聞かせておくといいですね。

もちろんすぐに言うことをきいてはくれませんが、いずれそのルールが身に付くときが来ると思っています。

それを信じて、私も日々子供たちに「お菓子は1日1個」「今日はたくさん食べたから明日は我慢しようね」と言い続けていますよ。

お菓子やジュースは、血糖値、糖尿病、肥満、虫歯など「健康な体を作る」という意味では不安要素しかありませんが、「心の栄養」「豊かな食生活」という意味では、とても価値ある食べ物であるとも思います。

糖尿病にならない程度に、お菓子やジュースを与えるときはメリハリをつけるようにしましょう!

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