小学生の2型糖尿病が増加?!原因は食生活?

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「ばっかり食べ」「偏食」「炭水化物オンリー」「無限に食べる」・・・。

子供は本能のままに生きていますから、理想的な食事などできません。

特に、離乳食の時期や幼児期のお子さんの食事には頭を悩ませているお母さんもいらっしゃるのではありませんか?

このような「子供の食に関する悩み」は尽きないのもですが、お子さんがある程度成長してもまだ続いているというケースも珍しくないようです。

私自身、子供時代は偏食気味だったので「お菓子は好きだけど食事が嫌い」な子供でした。

特に両親が働いていたため、親が帰宅する前にお菓子でお腹いっぱいになってしまうことも多々あったように記憶しています。

このような「乱れた食生活」を小さいうちから続けていると、糖尿病になるリスクは確実に上がると思います。

今回は「小学生と2型糖尿病」についてご紹介して行きます。

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小学生の糖尿病の割合が増加?原因は食生活?

皆さんは「子供の糖尿病が増えている」という話を聞いたことがありますか?

大人の糖尿病は「年々増加傾向にある」ことはあちこちで言われていますが、実は「糖尿病の低年齢化」についても問題視されているのです。

日本には、子供の糖尿病を調査している団体がたくさんありますが、彼らからの情報をまとめると以下になります。

◇子供の1型糖尿病患者数は大きな変化はないが、2型糖尿病は増えつつある

◇2型の患者数は1型の患者数を上回る(1型:1~2人/10万人、2型:5~8未満/10万人)

◇2型糖尿病を発症する年齢は、8~9歳頃から増え始める

◇2型糖尿病のうち、7~8割に肥満がある

◇2型糖尿病のうち、家族内に2型糖尿病患者がいる子供は5割以上にのぼる

◇2型糖尿病の食生活の問題はカロリーの過剰摂取であり、カロリーの摂取源は脂肪と砂糖である

こうしてみると「小学生の2型糖尿病」は増加傾向にあり、その原因は脂肪や糖分の取り過ぎによる「肥満」が関係していると考えられます。

(「子供の血糖値が高い!子供の血糖値の正常値は?」に関連記事を書いています。)

糖尿病になりやすい子供の食生活とは?

先ほど記載したように、小学生の「2型糖尿病」は、肥満を招く「食生活」の影響が大きいと言えます。

うちの子供達もそうですが、小学生に上がると大人顔負なほどよく食べるようになりますので、食べるモノや食べ方によっては「肥満に直結」してしまいそうですよね?

ここでは、糖尿病を招きやすい現代の小学生の食生活の特徴について調べてみました。

現代の小学生の食生活の特徴とは、どのようなものなのでしょうか?

朝食を食べない

前日の夕食の時間が遅い、睡眠不足などによって「朝は食欲がなくて食べられない」子供が多いそうです。

また寝る時間が遅いために早起きできず「朝食を食べる時間がない」というお子さんもいます。

文部科学省の調査によると小学生のうち「朝食を食べないことがある」という子供は全体の13%にも上るそうですよ。

朝食は抜くと、昼ご飯や夜ご飯の食べ過ぎに繋がります。

(「朝食を抜く女性は糖尿病になりやすい?血糖値への朝食効果とは?」に関連記事を書いています。)

水分からカロリーを摂取している

カロリーの取り過ぎは肥満の原因となりますが、特に水分からカロリーを取るのはよくありません。

特に、ジュース類には大量の砂糖が含まれていまし、液体類は体内への吸収率が早いですから血糖値を急上昇させてしまいます。

栄養価が高いとされる「牛乳」にもカロリーや糖質が含まれますし、健康的なイメージのある「野菜ジュース」や「ヨーグルト飲料」や「乳酸菌飲料」であっても、常飲すると肥満に繋がります。

「冷蔵庫には常にジュースが入っている」というご家庭は気を付けましょう。

味付けが濃い

離乳食や幼児食のうちは「薄味」を心掛けていたご家庭でも、お子さんが小学生くらいになると「薄味」から遠ざかって来ませんか?

外食など大人と同じメニューを食べるようになりますから、お子さんが濃い味に慣れてしまうのも仕方のないことですが、濃い味付けのメニューはご飯の食べ過ぎに繋がりますし、塩分過多な食事はお子さんの内臓にも負担がかかります。

コンビニ弁当や冷凍食品が大好きというお子さんは要注意です。

食感が柔らかいメニューが多い

食生活の欧米化によって、カレーライスやスパゲッティ、ハンバーガーなど柔らかいメニューが日常的に溢れています。

その証拠にカレーライスやスパゲティなど、あっという間に食べてしまいますよね。

早食いは食べ過ぎに繋がります。

ながら食いが当たり前

テレビを見ながら食事をしているご家庭は多いのではありませんか?

小学校高学年くらいになると、スマホをいじりながら食事をしているお子さんもいらしゃるかもしれません。

ながら食いは食事に集中していないということですから、食への関心や感謝の気持ちが薄れてしまうように思います。

間食から摂取するカロリーが多い

小学生になると親の目が届きにくくなります。

親の知らないところで友達とお菓子を食べていたり、買って来たお菓子を食事の前に完食してしまう子もいることでしょう。

また、成長期ですから3度の食では足りないこともあるかと思います。

子供にとって間食は悪いことではありませんが、「いつでも間食できる状況にある」という場合は気を付けてあげましょう。

脂質を取り過ぎている

子供の好きなお菓子と言えば、スナック菓子、ドーナツ、ケーキ、アイス、チョコレートあたりでしょうか?

そして子供が好きな食事と言えば、カレーライス、焼き肉、ハンバーグ、スパゲティ、チャーハンなどが思いつきます。

これらには大量の油や脂質が含まれています。

子供の好きなものばかり与えていると、脂質の取り過ぎになってしまいますね。

野菜が不足している

どの年代にも言えることですが、野菜の摂取量が不足しています。

野菜は噛み応えがあるので食べ過ぎ防止になるだけでなく、野菜などに含まれる食物繊維を取ることで食後の血糖値が上がりにくくなります。

一品でもいいから、毎食野菜を食べる習慣にしたいものですね。

一人で食事を取る「孤食」

家族それぞれの生活スタイルが異なると、食事の時間もバラバラになります。

小学生のうちから「一人で食事をしている」というご家庭もあるそうですね。

一人で食べるとどうしても「好きなものばかり食べる」「食べ過ぎる」「食後にお菓子を食べてしまう」など、ある意味「子供のやりたい放題」になってしまいます。

自由過ぎる食事というのも、肥満の原因となりそうです。

こうしてみると、小学生のうちから「大人と同じような乱れた食生活」をしていると、肥満や糖尿病やその他の生活習慣病のリスクが上がってしまいそうですね。

このような食生活は、コンビニやスーパーで小学生にうちから好きなものを買えるという時代背景もありますが「親が子供の食事を管理する時間が少ない」「子供の食生活への無関心」も関係しているように思います。

肥満、そして糖尿病を予防するために、お子さんの食生活にはぜひ気を付けてあげて下さい。

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小学生の血糖値の平均値は?

糖尿病は自覚症状がわかりにくい病気です。

ただの体調不良と思われる症状と似ていることもあるため、お子さんの様子から糖尿病を早期発見することは難しいのです。

もしも、「うちの子は肥満気味」「家族に糖尿病の人がいる」など、懸念点がある場合は、お子さんの血糖値を測ってみるといいかと思います。

血糖値は小児科や内科で測ることができますので相談してみましょう。

日本小児内分泌学会によると、小児・思春期の血糖値の基準値は下記になります。

<小児・思春期の血糖値の正常値>

空腹時血糖値 65~100mg/dl

食後2時間  80~126mg/dl

HbA1c  6.05以下

もしもお子さんの血糖値が「空腹時血糖値が126mg/dl以上」「随時血糖値が200mg/dl以上」「HbA1cが6.5以上」であった場合、糖尿病と診断されます。

2型糖尿病の場合、お子さんの食生活と肥満を改善することでかなり状態がよくなるそうです。

お子さんの血糖値が高いとわかったら、お子さんにも「食生活の大切さ」について教えてあげて下さいね。

おわりに

我が家にも小学生がいます。

朝食は欠かさず、孤食もしませんが、お菓子はちょっと食べすぎかもしれません。

私のいないところで食べているようです。

小学生になると知恵もつきますし、親が管理できることにも限界があります。

そのため、子供達には「お菓子を食べ過ぎるとどのようなことが起こりうるか」について日々教えるようにしています。

また、小学生の肥満の原因は食生活もあると思いますが、運動不足も関係しているのではないでしょうか?

勉強や習い事、スマホやゲームなど楽しい室内遊びが増えていることから、外で思いっきり遊ぶ機会が少ないように思います。

子供の頃に身に付いた食習慣・運動習慣は「大人になってから変えるのは難しい」と言われていますから、小さいうちから病気になりにくい習慣を身に着けてあげて下さいね。

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