空腹時の血糖値が高い原因は?

空腹時の血糖値が高い方はいらっしゃいますか?

食後の血糖値が高いだけでもショックなのに、食前の血糖値まで高かったら・・・

「糖尿病になってしまったのではないか?!」と不安になりますよね?

血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことであり、食事をすれば誰でも血糖値が上がります。

しかし、「食事をしていないのにも関わらず、血糖値が高い」というのは、何を意味するのでしょうか?

一方、「空腹時の血糖値は正常値なのに、糖尿病予備軍である」というケースもあります。

今回は「空腹時血糖値が高いときの状態とその原因」についてご紹介して行きます。

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空腹時血糖値とは、どのタイミングで測るの?

「空腹時血糖値」とは、その名の通り、お腹の中に食べ物が入っていない状態を指します。

しかし、食後何時間くらい経てば空腹時になるのか、空腹時血糖値を測るタイミングってわかりにくいと思いませんか?

一般的に、食べ物が消化されて空腹になるまでには、4~5時間かかります。

肉などに含まれる脂肪は、消化に12時間かかるものもあります。

もし、自己測定器を使って自分で空腹時血糖値を測るのであれば、「食後5~6時間後のタイミング」で測ることが望ましいとされています。

もちろん、病院などで精密検査を行う場合は、食事の影響を受けないためにも胃の中を完全に空っぽにする必要がありますので「10時間以上絶食」となります。

検査の前日は「夜9時以降は何も食べないでください」「朝食は抜きで」などと指示されるのはこのためです。

空腹時の血糖値の正常値は?

血糖値は、食前と食後で変動します。

健康な人の場合は、血糖値が上がると十分なインスリンが分泌されるので、血糖値は食後2時間程度で食前の値へ戻ると言われています。

そのため、空腹時と食後2時間の血糖値の正常値は異なります。

<血糖値の正常値>

空腹時 → 70~109mg/dl

食後2時間 → 140mg/dl以下

空腹時血糖値が109mg/dl未満であっても、100mg/dlを超えている場合は正常高値とされ、将来的に糖尿病のリスクが高い境界型糖尿病とされます。

そして、空腹時血糖値が126mg/dlを超えた場合は、糖尿病型と診断されます。

空腹時血糖値が90なら安心?110を超えたら危険?

空腹時の血糖値の正常は、109mg/dl未満です。

そのため、もしあなたの空腹時血糖値が、110mg/dlを超えていたら「糖尿病予備軍」と考えられます。

しかし、血糖値というのは、日々刻々と変化しているものであり、食事内容やストレス、生理周期などによっても変動します。

そのため、ある日の空腹時血糖値が110mg/dlを超えたからと言って、必ずしも糖尿病予備軍とは判断できないのです。

例えば、前回の食事の量が多かったり、脂っこいものを食べ過ぎたりすれば、空腹時血糖値が高く出ることはありうることです。

糖尿病予備軍かどうかを判断するには、血液検査でHbA1cの値をチェックする必要があります。

HbA1cとは、直近1~2か月の血糖値の平均を表したものです。

もし、あなたの空腹時血糖値が110mg/dlを超えていても、HbA1cが正常値であれば、「一時的に血糖値が高かった」と考えられます。

HbA1cの基準値は、

・4.6~5.9  >> 正常値 (このうち、5.6以上は正常高値となり、糖尿病になるリスクが高いと考えられます)

・6.0~6.4  >> 糖尿病予備軍

・6.5~     >> 糖尿病

となっています。

逆に、空腹時の血糖値が、例えば90mg/dl程度であっても、HbA1cの値が正常値を超えていたら、糖尿病予備軍の可能性があります。

HbA1cが高いというのは、血糖値が高い状態が続いていると考えられますので、「ある日の空腹時血糖値が、たまたま正常値だっただけ」と考えられます。

もしくは、空腹時血糖値はいつも正常値だけど、食後の血糖値が高い「食後高血糖」かもしれません。

なぜなら、空腹時血糖値も食後2時間の血糖値も正常値だけど、食後すぐ(30~1時間)の血糖値がものすごく高くなっている場合があるからです。

このように、空腹時血糖値の測定だけで高血糖かどうかを判断するのは難しく、空腹時血糖値ではわかりにくいタイプの高血糖を「隠れ糖尿病」と言います。

ある日のある時点の空腹時血糖値だけで糖尿病かどうかを判断することはできませんので、血糖値と合わせてHbA1cを確認してみて下さいね。

(「血糖値だけではない!HbA1cの最新の基準値とは?」に関連記事を書いています。)

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空腹時の血糖値が高い原因は?

食事をすれば、誰でも血糖値が上がります。

しかし、空腹時であるにも関わらず血糖値が高いのはなぜでしょうか?

血糖値を下げるのは、インスリンというホルモンです。

健康な人であれば、食後2時間くらいすれば、インスリンの働きによって血糖値は食前の値まで戻るはずなのです。

つまり、血糖値が下がらないのは、「インスリンの分泌量が少ない」もしくは「インスリンの効きが悪い」からです。

空腹時の血糖値まで高いということは、慢性的な高血糖である可能性が高くなります。

高血糖は、血管や神経を傷つける原因となりますので、非常に危険な状態であると言えます。

(「血糖値が高いとどうなる?高血糖がダメな理由は?」「血糖値が高いのはなぜ?」に関連記事を書いています。)

空腹時の血糖値を改善するには?

空腹時の血糖値を改善するには、どうしたらいいのでしょうか?

それには、インスリンの働きを高めることが大切です。

もしあなたが太り気味であれば、肥満を解消することで、インスリンの効きがよくなります。

また、血糖値が上がる炭水化物(糖質)を控えたり、甘いジュースをやめるなど、食生活を変えてみて下さい。

食べ過ぎな方や、間食が多い方は、常にインスリンが分泌している状態なので、インスリンを分泌している膵臓が疲れ果ててしまいます。

膵臓を休ませてあげるためにも、食事は1日3回規則正しい時間にとり、間食やダラダラ食いはやめましょう。

また、インスリンの生成に欠かせない「亜鉛」を含む食品を摂取することもお勧めです。

そして何より、運動を行って下さい。

筋肉はブドウ糖を取り込みエネルギーとして代謝しますので、運動をするとインスリンの効きが回復してきます。

血糖値を下げる運動は、長時間のウォーキングより、短時間の筋トレのほうがお勧めです。

このほか、空腹時の血糖値を下げるには、ストレスを解消したり、アルコールを控えたり、禁煙することも必要です。

(「血糖値が高い!高血糖値を下げるには?」に関連記事を書いています。)

まとめ

現在の私の空腹時血糖値は、正常値です。

しかし、食後2時間の血糖値が140mg/dlを超えてしまうことがあるので、食後高血糖になります。

先日、勤め先で、朝の11時にケーキを頂いたので食べたところ、食後1時間で148mg/dlでした(泣)

そのときすでに12時のランチタイムでしたが、食前の血糖値が148mg/dlですから、そこからランチを食べたとしたら、昼食後の血糖値はどこまで上がってしまうのだろうと恐ろしくなり、その日のランチは抜きにしました・・・。

空腹時血糖値が高いということは、食後はもっと高くなるということです。

つまり、全体的に血糖値を下げたいのであれば、まずは空腹時血糖値を下げることが必須となります。

私は血糖値コントロールのために、糖質制限と筋トレに取り組んでいますが、「どんな食べ物が血糖値に影響してくるか」「上がってしまった血糖値の下げ方」がわかって来ましたよ!

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