食後の頭痛は高血糖のせい?血糖値と頭痛の関係は?

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女性は男性に比べ、よく頭痛が起こる「頭痛持ち」の方が多いのではありませんか?

頭痛の原因は、風邪などの疾患によるものだけでなく、悪い姿勢・眼精疲労・運動不足・寒さ・女性ホルモンの影響など多岐に渡ります。

ですから、頭痛の原因を特定することは難しく、頭痛は避けられないものとして諦めている方もいらっしゃるのでは?

私も子供の時から片頭痛持ちでしたから、今更頭痛を完治させようとは思わず、うまく付き合っていくものと受け入れていますが・・・。

実は、高血糖や低血糖によって頭痛が起こることがあるのだそうです!

いったい、血糖値と頭痛にはどんな関係があるのでしょうか?

今回は「血糖値と頭痛の関係」についてご紹介して行きます。

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血糖値が高いと頭痛が起きる?

高血糖は、「頭痛」や「頭痛に伴う吐き気」を引き起こすことがあります。

高血糖による頭痛は、単なる緊張型頭痛や片頭痛ではなく「高血糖高浸透圧症候群」によって引き起こされている可能性があります。

高血糖高浸透圧症候群とは、「血糖値が非常に高い方(600mg/dL以上など)が、ひどい脱水症状に陥る状態」を言いますが、この「ひどい脱水症状」を起こすきっかけには次のようなものがあります。

・清涼飲料水の大量摂取

・感染症

・ステロイドの摂取

・過度のストレス

・脳卒中

・ホルモン異常が起こる病気

・高カロリーの輸液

・手術

・利尿剤の摂取

・下痢や嘔吐による脱水

2型糖尿病患者さんや高血糖の方は、体が尿と一緒に糖を排出しようとするために、いわゆる多飲多尿の状態となって脱水に陥りやすい状態なのですが、この時「摂取する水分の量が足りない」「血糖値があまりにも高く水分補給が間に合わない」となると、体の脱水症状が進み高血糖高浸透圧症候群を発症してしまうと言われています。

また、高血糖高浸透圧症候群の症状は、頭痛や吐き気だけでなく

・意識障害

・体の震え

・ひどい喉の渇き/口の渇き

・けいれん

・全身のだるさ

・血圧の低下

・脈拍数の増加

・麻痺

などの症状も出るそうですから、命に危険を及ぼしかねない症状だと言えますね。

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食後の頭痛は食後高血糖のサイン?

まだ糖尿病を発症していない人であっても、食後に頭痛を感じる方は「食後高血糖」かもしれません。

なぜなら、食後の頭痛は「食事による血糖値の急激な変化」が原因で起きている可能性があるからです。

食後に急激に血糖値が上がる『食後高血糖』は、しばらくすると急激に血糖値が下がる『血糖値スパイク』が起こり、これが頭痛の原因となることがあるようです。

血糖値スパイクによる頭痛は2型糖尿病のリスク要因でもあるため、食後の頭痛には注意が必要です。

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高血糖による頭痛や吐き気の対処法は?

高血糖による頭痛の原因は、「高血糖高浸透圧症候群」と「食後高血糖」の二つあることをご紹介して来ましたので、ここからはそれぞれ起こった時の対処法について見て行きます。

「高血糖高浸透圧症候群」が疑われる場合の対処法

頭痛だけでなく全身の症状が悪い場合は、高血糖高浸透圧症候群が疑われます。

特に、2型糖尿病患者さんの場合は、高血糖高浸透圧症候群のリスクが高いので速やかに医療機関で適切な治療を受けなければなりません。

主な高血糖高浸透圧症候群の対処法は、

●点滴による水分補給(脱水の改善)

●インスリン注射による血糖値の改善

の2つがあります。

「食後高血糖」が疑われる場合の対処法

血糖値スパイクによる頭痛が疑われる場合にも、なるべく早く医療機関を訪れた方が良いと私は思います。

医療機関にかかれば、自分がどれくらいの状態であるのか確認できますし、必要であれば治療や食事指導を受けられるからです。

「知らぬ間に糖尿病を発症していた!」というケースも十分に考えられるため、念のため病院で血糖値やHbA1cを測ってもらうことをお勧めします。

もしも病院を受診しなかったとしても、自分で血糖値を乱上下させない工夫をして下さい。

例えば、

・炭水化物中心の食事(丼モノ、カレーライス、パンばかり食べる)を避ける

・食事を食べ過ぎない

・間食/おやつを食べない

・砂糖や、砂糖を多く使った甘いお菓子/飲みものを避ける

・主食、主菜、副菜をバランスよく食べる

・野菜から先に食べる

・食後に家事をする

・食べたらすぐに出かける

糖質の吸収を抑えるお茶を習慣にする

ということを意識するだけでも血糖値コントロールには有効です。

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食後の血糖値を下げる運動は食後いつする?

低血糖により頭痛や吐き気の対処法は?

高血糖と頭痛の関係についてご説明しましたが、その一方「低血糖」によって頭痛やそれに伴う吐き気が起こることがあります。

低血糖の症状には、強い空腹感・手の震え・イライラなどがありますが、その中の一つに頭痛や吐き気があるのです。

低血糖は、健康な方であればそれほど気にする必要はありませんが、投薬やインスリン治療をしている糖尿病患者さんは注意が必要です。

低血糖を放置すると、意識が無くなったり昏睡状態に陥ることもあり命の危険にさらされることもありますから、低血糖による頭痛や吐き気が起きた時は、適切な方法で血糖値を上げることが必要です。

まず、健康な方が血糖値を上げるには、できるだけすぐに食事を取ってください。

普通の食事で構いませんが、糖質(炭水化物や砂糖)が含まれたものを口にするといいでしょう。

次に、糖尿病の治療をされている方の場合は、「ジュース」「ブドウ糖」など速やかに血糖値をあげる食品を取ると良いそうです。

ただ、既に糖尿病の治療を受けている方は、低血糖を起こしたときに「何を、どれくらい食べればよいか」について個人差がありますから、予め主治医に確認を取っておいて下さいね。

おわりに

頭痛や吐き気の原因は高血糖が原因となっていることがありますが、高血糖によって「肩こり」になり、「肩こりによって頭痛が起こる」こともあります。

つまり、高血糖によってどこか一つが悪影響を受けると、「全身に連鎖して行く」ということですね。

頭痛やそれに伴う吐き気は日常的に見られる症状ですから、その原因を特定するのは難しいことです。

特に女性は、PMSなど女性ホルモンの影響によっても頭痛や吐き気が起こりますから、頭痛の原因はその時その時でまちまちです。

ですから、頭痛や吐き気を過剰に怖がる必要はありませんが、食生活が乱れている方や糖尿病の疑いがある方で頻繁に頭痛が起きるという人は、今一度ご自身の血糖値やHbA1cの値を認識し、血糖値コントロールを始めてみてはいかがでしょうか?

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