血糖値を改善すれば視力は戻る?血糖値と視力の関係は?

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高血糖を放置すると体に様々な悪影響を及ぼし始めますが、その中の一つに「視力」があります。

糖尿病三大合併症の一つとして「糖尿病網膜症」が含まれるほど、血糖値と視力には深い関係があるのです。

既に糖尿病と診断された方の中には、「いつか失明してしまうのでは?」と不安に感じている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

私は軽度の近眼ですが、最近視力が低下して来たり、目がかすむようになって来ました。

この視力低下の原因が加齢によるものか、パソコンやスマホをする時間が増えたせいなのか、あるいは血糖値のせいなのかわかりませんが・・・。

もしも高血糖のせいで視力が悪化したのであれば、血糖値を改善すれば視力も回復するのでしょうか?

今回は「血糖値と視力の関係」についてご紹介して行きます。

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高血糖は視力にどんな影響を与える?

高血糖が続く疾患が糖尿病ですが、糖尿病の方がうまく血糖値コントロールができない状態が長く続くとやがて視力に悪影響が出てくるでしょう。

特に血糖値が関係している視力の疾患は「糖尿病(性)網膜症」です。

糖尿病網膜症の症状は、その進行に合わせて3つのステージに分けることができます。

ステージ1 単純糖尿病網膜症

単純糖尿病網膜症は、糖尿病網膜症の初期の段階です。

自覚症状には乏しいものの、検査をすると目の血管に小さな出血などの異常が見られます。

この初期段階のうちに、正しい血糖コントロールを行えば、症状が回復することもあるそうです。

ステージ2 前増殖糖尿病網膜症

この段階になると、「視界がぼやける」「目がかすむ」などの自覚症状が出てくることが多いようですが、自覚症状がない方もいらっしゃるようなので注意が必要です。

また、眼精疲労と間違えやすい症状でもあります。

ステージ3 増殖糖尿病網膜症

この段階まで症状が進むとモノの見え方に大きな支障が出てきます。

また、

・目の中の出血
・飛蚊症
・視力の大きな低下
・網膜剥離

などの症状も出るようですから、自分で気付くケースが多くなります。

さらに、増殖糖尿病網膜症の場合は血糖値の状態に関係なく(たとえ血糖値を改善しても)症状が悪化するとも言われているほど深刻な症状ですので、適切な治療を受けなければなりません。

糖尿病網膜症は、最悪の場合失明に至る怖い症状ですから、高血糖を甘くみては行けませんね。

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血糖値を改善すれば視力は上がる?

では、高血糖によって視力が低下したのであれば、血糖値を改善することで視力は上がるのでしょうか。

残念ながら、必ずしもそうとは言い切れません。

なぜなら、血糖値が改善されてもさらに視力が低下してしまうこともあるからです。

特に、

・血糖コントロールを始めたばかり

・急激に血糖値を下げた

という場合は、血糖値が改善されたにも関わらず「視界がぼやける」「視界がかすんで見える」と言った視力への悪影響が出ることがあるそうです。

ただしこれは一時的な視力低下のため、あまり心配しなくても大丈夫なようです。

これ以上視力を低下させないためにも、引き続き血糖値コントロールを続けて行きましょう。

低下した視力は元に戻るの?

パソコンやスマホなどが原因ではなく「高血糖のせい」で視力が低下したのであれば、血糖値の改善とともに適切な治療を受けることで視力が回復することもあるようです。

私が調べてみたところ、糖尿病の合併症で片方の目が失明してしまったにも関わらず、適切な治療を受けたおかげで数年後に再び視力が戻ってきたという事例があることがわかりました。

しかし、血糖値を改善することによって劇的な視力回復の事例がある一方、完全に視力が元通りになったという事例は見つけることはできませんでした。

以上のことから、高血糖が原因で視力が悪くなったとしても、適切な治療を続けることで

・一番悪い時よりも、より良い状態に戻すことができる

・ 日常生活への不便さが軽減する程度まで、視力を回復させることができる

といった可能性を持つことができそうです。

また、血糖値が改善されても視力が低下するケースもあるとお伝えしましたが、この場合視力が戻るには約1ヶ月ほどかかるそうです。

ですから、一時的に視力が低下している間にメガネやコンタクトを作ってしまうと、1か月後には不必要となる可能性もあります。

血糖値改善後の視力低下については慌てず、メガネを作りに行くより前に主治医に相談しましょう。

視力回復のためにできることは?

糖尿病やそれに伴う治療のせいで視力が落ちてしまった場合は、諦めずに適切な治療を受けましょう。

視力を回復するための対処法は、視力低下を招く原因によって異なりますのでそれぞれ見て行くことにします。

高血糖が原因で視力が低下した場合

高血糖が原因で視力が低下したのであれば、まずは血糖値の改善が必要です。

特に、自覚症状が出る前の糖尿病網膜症であれば血糖値コントロールのみで回復していくこともあるそうですから、諦めずに血糖値の改善に努めましょう。

そして、万が一糖尿病網膜症が進んでしまったとしても諦めないで下さい。

症状の進行を防ぎ、失明を回避するための治療法として、レーザー治療や手術などもあります。

血糖値の改善で視力が低下した場合

この場合は既に血糖値コントロールはできているわけですから、まずは主治医に相談し指示を仰ぎましょう。

特に、極端な食事療法(特に糖質制限)などによって急激に血糖値を下げた場合は、医師の指示のもと血糖値を徐々に改善していく治療法に切り替えることもあります。

そして視力が回復するまでの1ヶ月ほどの間、糖尿病の治療をしながら経過観察となります。

おわりに

高血糖による視力低下は、深刻な問題です。

ある程度症状が進んでしまうと、それ以上の回復は見込めなくなってしまうこともあるからです。

最後は失明なんて、絶対に避けたいですよね?

目が見えにくいというのはストレスになりますし、ケガや事故も起こりやすくなります。

できるだけクリアな視界で快適に日常生活を過ごすためにも、日頃から血糖コントロールを続けて行きましょう。

また、高血糖の方はたとえ自覚症状がなかったとしても、定期的に眼科医の診察も受けておいた方が良いかもしれません。

そして「血糖値が改善した後に、一時的に視力が落ちることもある」と言った知識も忘れないで下さいね。

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