風邪の時は血糖値が上がる?高血糖だと風邪をひきやすい?

風邪をひくと、鼻水や咳などの症状が出るだけでなく、食欲が落ちることがあります。

鼻が詰まると食べ物の美味しい匂いがわからず、のどが痛ければ飲み込むことが辛いですから、食事の量が減るのは当然のことです。

さらに、胃腸の風邪のときは、腹痛や嘔吐によって食事を一切受け付けなくなることさえあります。

これはとても辛いことですが、「食べなければ血糖値が上がらない」「だから風邪で食欲がないときは、血糖値を気にしなくてよい」と考える方もいらっしゃるのでは?

実際、風邪を引いているときの血糖値はどのように変化するのでしょうか?

また、高血糖の方の中には、「最近、風邪を引きやすくなった」と感じている方もいらっしゃるでしょう。

実は、血糖値と風邪には関係があるようです!

今回は「風邪と血糖値の関係」についてご紹介して行きます。

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風邪の時は血糖値が上がる?下がる?

血糖値に影響を与えるのは食事(糖質)ですが、それだけではありません。

体調、ストレス、ホルモンバランスなど、実にさまざまな要因が関係しています。

ですから、風邪で体調が悪いときは血糖値も通常とは異なるようです。

ここからは、どんな要因で血糖値が上下するのか見て行きます。

血糖値が上がるケース

◆風邪は体にとって大きなストレスだから

一般的に、風邪をひくと血糖値は上昇傾向にあります。

その理由は、風邪を引くことは体にとって大きなストレスとなるからです。

ストレスを受けると、私たちの体はストレスに対抗するホルモンを分泌させますが、このホルモンには血糖値を上げる働きがあるのです。

(「高血糖の原因はストレスだった!?」に関連記事を書いています。)

◆インスリンの分泌や効き具合が変化するから

風邪の時は、インスリンの分泌量が少なくなったり、効きが悪くなることもあるそうですから、人によっては血糖値が非常に高くなってしまうケースもあるのだとか!

普段は血糖コントロールが順調であっても、体調が悪い日(シックデイ)には血糖値のコントロールが難しくなるようです。

◆脱水症状になりやすいから

風邪で食事や水分が取れなくなると、脱水気味になります。

脱水になると、体内の水分が足りなくなって血液が濃くなるため、血糖値が高くなってしまうのです。

特に、風邪で食欲がない時、熱でたくさん汗をかいた時、嘔吐下痢をしている時は脱水を防ぐよう意識して下さい。

◆食事が偏るから

風邪の時は、口当たりのいいものが食べたくなりますよね?

糖質の少ない野菜や肉などより、さっぱりしたアイス、プリン、うどん、おかゆなど、糖質メインの食品に偏りがちです。

もちろん運動もできませんから、血糖値が上がりやすいのは当然ですね。

血糖値が下がるケース

◆風邪で食事が取れない時

風邪で食事を取れない時は、低血糖になることもあります。

特に子供や、糖尿病で薬やインスリンの治療を行っている方は注意が必要です。

このように、風邪の時は血糖値が上がることもあれば下がることもあります。

体調が悪いせいで食事内容や生活リズムが崩れたときは、実際に血糖値を測ってみるといいですね。

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血糖値が高いと風邪をひきやすい?

血糖値が高い状態が続くと、やがて風邪を始めとする感染症に「かかりやすく、治りにくくなる」というのをご存知ですか?

その理由はこちらです。

●白血球の機能が低下しているから

高血糖の人はそうでない人と比べると、病原体を攻撃する役目のある「白血球」の働きが悪いのだそうです。

つまり、免疫機能が低下していると言えます。

●血液の流れが悪くなるから

高血糖になると、いわゆる「ドロドロ血」となるため血流が悪くなります。

血流が悪くなると、「白血球」が病原体まで行き着くのに時間がかかります。

さらに、酸素や栄養も患部へ届きにくくなるため感染しやすくなるのです。

また、薬を飲んでも薬の成分が患部に届くまでに時間がかかるため、ダメージの回復が遅れてしまい治りにくくなります。

●免疫機能が低下するから

高血糖の時は、病原体を食べてくれる「好中球」の働きが弱くなると言われています。

つまり、免疫機能の働きが低下してしまうのです。

ですから、過去に感染したことのある病原体にも再びかかりやすくなってしまう傾向にあります。

●感染に気付きにくいから

高血糖の状態が長く続き、糖尿病の合併症である神経症状が出てくると、痛みや自覚症状を感じにくくなるそうです。

すると「風邪だと気付いた時には、既にこじらせていた」ということもあるのだとか。

「血糖値が高くても自覚症状はない」とされていますが、もしもあなたが「最近、風邪を引きやすくなった」と感じるのであれば、それは高血糖のサインかもしれませんよ!

(「高血糖は免疫力低下の原因?感染症リスクを上げる?」に関連記事を書いています。)

風邪薬を飲むと血糖値が上がる?

風邪を引いたら「風邪薬」を飲むことが多いと思いますが、風邪薬は血糖値に何らかの影響を与えるのでしょうか?

一般的に、血糖値への風邪薬の影響についてはあまり心配をしなくても大丈夫なようです。

ただ薬の中には血糖値に作用するものもあるため、血糖値があまりにも高い人や既に糖尿病の方は注意が必要です。

血糖値を上げると言われている風邪薬は『エフェドリン塩酸塩』という成分が含まれている風邪薬で、一般的な風邪、鼻風邪、のど風邪、たんなどに効く薬に幅広く使われているようです。

逆に、血糖値を下げやすくする薬は、解熱鎮痛剤の類に多いようです。

血糖値に不安のある方や糖尿病の治療をしている方は自己判断で市販薬を飲むのではなく、医師に処方してもらいましょう。

特に注意が必要なのは?

高血糖の方の中でも、特に風邪にかかりやすく、重症化しやすいのは次の方です。

・HbA1cの数値が高い方

・妊娠糖尿病の方

・糖尿病の子供

・糖尿病の高齢者

このような方は、風邪がきっかけとなって重篤な病気を招くリスクが高いですから、より一層風邪予防に注意を払って下さいね。

おわりに

血糖値が高くなると風邪をひきやすくなるのは事実かもしれません。

なぜなら、私は糖質制限によって血糖値コントロールをし始めてから、風邪を引きにくくなったからです。

そして一番驚いたのは、口内炎ができなくなったこと。

以前の私は、口内炎ができては消えの繰り返しだったのですが、糖質制限を始めてからほとんどできなくなりました!

口内炎は「免疫力の低下のサイン」とも言われていますから、やはり血糖値と免疫力は関係あるような気がします。

風邪を引けば血糖値が上がり、さらに風邪をひきやすくなる・・・という悪循環に陥る前に、普段から風邪予防を心掛けましょう。

そしてもしも風邪を引いてしまったら、数日は血糖値コントロールはお休みにして、きちんと栄養と休養を取り、まずは風邪の回復に努めて下さいね。

元気になったら、また血糖値コントロールを再開しましょう!

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