人工甘味料は血糖値が上がる?インスリンへの影響とは?

最近流行りの「カロリーゼロ」。

お菓子やジュースなど、さまざまな商品に表示されていますよね?

体重や体形が気になる方にとって、カロリーを抑えられることはありがたいことですが、なぜカロリーゼロなのかご存じですか?

みなさんお気付きなように、カロリーゼロの食品には「人工甘味料」が使用されているからです!

ダイエットに役立ちそうなこの人工甘味料は「血糖値を上げにくい」ともされていますが、その一方で「インスリン抵抗性を高める」とも言われているのです。

いったい、人工甘味料と血糖値にはどのような関係があるのでしょうか?

今回は、「人工甘味料の基礎知識」や「人体への影響」について調べてみました。

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甘味料の種類とは?

甘いものが大好きな高血糖のみなさん!

この甘い味を生み出しているのは「甘味料」です。

甘味料には、大きく分けて「天然甘味料」と「人工甘味料」の2つがありますのでそれぞれご紹介します。

天然甘味料

天然甘味料には、さらに「自然界に存在するもの」と「天然資源を精製して作るもの」に分けることができます。

◇自然界に存在するもの

・炭水化物に含まれる「ブドウ糖」

・果物に含まれる「果糖」

◇天然資源を精製して作るもの

・砂糖(和三盆、黒糖、三温糖なども含まれます)

・ハチミツ

・メープルシロップ

・アガペシロップ

・パームシュガー

など。

人工甘味料

人工甘味料には、天然素材に水素を加え人工的に作り出す「糖アルコール」や、人工的に作り出した「自然には存在しない甘味料」があります。

◇糖アルコール

・キシリトール

・ステビア

・ソルビトール

・トレハロース

・パラチノース

・エリスリトール

など。

◇自然界に存在しない甘味料

・アステルパーム

・スクラロース

・サッカリン

・アセスルファムカリウム(アセスルファムK)

など。

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人工甘味料の特徴は?

人工甘味料の一番大きな特徴は、カロリーが低いという点ではないでしょうか?

また、キシリトールやエリスリトールなどの糖アルコールは虫歯の原因にならないという特徴もあります。

人工甘味料が低カロリーな理由は、人工甘味料が人間の体内では消化・分解されずエネルギーにならないからです。

そのため人工甘味料は、ダイエットや健康のために「カロリーは控えたいけど、甘味は味わいたい」という方に役立つ甘味料なのです。

ただ、人工甘味料を取り過ぎると、腸内の浸透圧のバランスが崩れて「腸内の水分量が増加してしまう」というデメリットもあります。

カロリーゼロの食品を食べて便が緩くなる方は、人工甘味料の働きによるものだと考えられますので摂取量には注意しましょう。

人工甘味料は糖尿病予防になる?インシュリンへの影響は?

カロリーが抑えられる人工甘味料ですが、血糖値についてはどうでしょうか?

カロリーゼロというのは、「身体へ吸収されるエネルギーがゼロ」ということですから、「身体へ吸収される糖質もゼロ」と考えられます。

つまり「人工甘味料なら血糖値が上がらない」と思いますよね?

しかし、人間の身体はそう単純ではないのです!

人工甘味料と血糖値の関係について調べてみると、人工甘味料は間接的に血糖値を上げるのだそうです!

その理由はこうです。

人工甘味料を摂取すると、脳では「砂糖を摂取した」と勘違いしてインシュリンを分泌します。

これは、私たちが梅干しを見ただけで唾液が出てくるのを同じような身体の反応と似ています。

人工甘味料を摂取してインスリンが分泌されているにも関わらず、体内にはエネルギー(カロリー)がないわけですから、身体はエネルギーを欲します。

すると、甘いものが食べたくなったり、過食しやすくなります。

また、人工甘味料を摂取する頻度が多くなるとインスリンの分泌量が多くなり過ぎる「高インスリン血症」を招き、その結果「低血糖」を起こしたり、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」を作るリスクが上がるのです。

さらに人工甘味料を長期間摂取していると、体内の代謝機能が乱れてしまい空腹時の血糖値も下がりにくくなるそうです。

このような人工甘味料と血糖値の関係は、イスラエル、アメリカ、フランスなど諸外国からの研究結果として報告されていることから「人工甘味料は糖尿病のリスクが高まる」と考えられます。(http://biz-journal.jp/2016/08/post_16228_2.html参照)

さらに、サッカリンという人工甘味料を用いて行ったイスラエルの研究チームの発表では「人工甘味料は腸内細菌のバランスを崩し、血糖値が下がりにくくなる」と報告されています。(http://biz-journal.jp/2015/07/post_10830.html参照)

便秘は高血糖の原因にもなりかねませんので、「腸」という視点から見ても人工甘味料は糖尿病に繋がるリスクがありそうですよ。

(「糖尿病は便秘を招く?血糖値と便秘の関係は?」に関連記事を書いています。)

人工甘味料はやはりよくない?

上記の研究結果を見ると、人工甘味料はダイエットや健康維持に役立つと思われていた方にとっては不安が残る内容だったかもしれません。

さらに人工甘味料には、発がん性や神経障害など人体への安全性について疑問視されているものもあります。

ただ、すべての人工甘味料が「全くダメ」というわけではなさそうです。

人工甘味料の中でも、天然素材から作られる「糖アルコール」なら、まだマシな気がします。

スーパーなどで手に入りやすい糖アルコールといえば「ラカントS」という商品があり、主成分はエリスリトールです。

エリスリトールは血糖値を上げず安全性にも優れていますので、人工甘味料の中では比較的お勧めだと思います。

(「エリスリトールは糖質ゼロなのに太るって本当?」をご覧ください。)

おわりに

甘いものは美味しいですが、依存性があります。

私も「クッキー1つのつもりが、1箱全部食べてしまった」という経験が何度もあります。

「一口食べたら止まらない」という方は、食べる日と食べない日のメリハリをつけ、食べない日は「一切口にしない」ようにしましょう。

また、甘いものを食べる回数を減らせるのであれば、そのときくらい砂糖を使用してもいいのではないでしょうか?

特に、「未精製の」「栄養価の高い」「上質な」砂糖であれば、人工甘味料を使用するよりよほど身体への害が少ないと思います。

私は自分で料理する際、甘味は黒砂糖やはちみつを使用しています。

料理や飲み物に少々甘味を付ける程度であれば、たとえ砂糖を使用しても血糖値への影響は大きくありませんよ。

また、「カロリーゼロ」と表示されていると「たくさん食べても太らない!」という安心感から食べ過ぎてしまう傾向にありますので、どうしても食べるのであれば人工甘味料が使用されていない「カロリーがある商品」の方がいいのではないでしょうか?

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