食後血糖値の上昇ピークは1時間後と2時間後どっち?ピークの基準値は?

食後は血糖値が上がるのは当然のことですが、食後どれくらい経つと「血糖値が一番高くなる」のかご存じですか?

たとえ空腹時の血糖値は正常であっても、食後の「血糖値のピーク」が基準値を超えてしまった場合は「食後高血糖」の疑いがあります。

食後高血糖は、空腹時に行われる一般的な健康診断では発見しにくいため、食後高血糖を早期発見するには自己測定機を使って自分で測ってみることがベストだと思います。

では、食後高血糖を知るためには、食後どのタイミングで血糖値を図り、いくつを超えてしまうと要注意なのでしょうか?

今回は、「食後の血糖値のピーク時間」と「食後高血糖と診断される基準値」について調べてみました。

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食後の血糖値の上昇ピークは何時間後?

食後高血糖を発見するためには、食後の血糖値を図るタイミングが大切です。

なぜなら、食後のピーク時の血糖値を測らなければ、食後高血糖かどうかを知ることができないからです。

健康な人の場合、胃の中に食べ物が取り込まれるとすぐにインスリンが分泌され始めますので正常な人の血糖値は「食事を食べ始めてから1時間後」にピークとなり、「食後2時間でもとの血糖値に戻る」とされています。

国際糖尿病連合では、食後2時間の血糖値の基準値は「140mg/dl以下」と定められていますので、食後2時間の血糖値がこれを超えていた場合は食後高血糖だと考えられます。

しかし、血糖値は日々刻々と変動しているものであり、食事内容によっても血糖値の上がり方は異なります。

例えば、体内に吸収されやすい液体(甘いジュースなど)を摂取したときは、飲食後30分くらいでピークを迎えことになるでしょうし、脂っぽい食事や消化の悪い食事(揚げ物やラーメンなど)の後は、食後2時間くらいでピークを迎えることもあります。

つまり、血糖値の上昇ピークは食後1時間が基準ではありますが、食事内容によって大きく左右されるというのが本当のところだと思います。

食後高血糖かどうかを知るためには、少なくとも

・食後1時間

・食後2時間

のタイミングで血糖値を測ってみましょう。

食後1時間の血糖値が高い!その原因は?

上記で述べたように、食後の血糖値は1時間後にピークを迎え、2時間後には下がっているのが一般的だとされています。

そのため、食後2時間の血糖値の基準値は、

◇ 正常型  >> 140mg/dl以下

◇ 境界型  >> 140~200mg/dl 

(180mg/dl以上は糖尿病へ移行するリスクが高いそうです)

◇ 糖尿病型 >> 200mg/dl以上

と定められています。

しかし、ここで注意が必要です!

なぜなら、食後2時間の血糖値の基準値は「140mg/dl以下」とされていますが、食後30分、食後1時間、食後1時間半・・・など、食後2時間以外の血糖値の正常値は明確にされていないからです。

私はズバリ、食後高血糖なのですが、食後2時間の血糖値は140mg/dl以下であることがほとんどであり、まったくの正常値です。

しかし、食事1時間の血糖値が大きく上昇することがあります。

特に、おにぎりやトーストなど炭水化物オンリーの食事をしてしまうと、食後1時間で200mg/dlを超えることすらあります。

それでも食後2時間経つころには140mg/dl以下まで下がりますので、食後2時間の血糖値を見る限りでは「正常型」なのです。

なぜ、食後2時間の血糖値は正常値なのに、食後1時間の血糖値が高くなり過ぎてしまうのでしょうか?

健康な人であれば、食事を始めると「瞬時に」インスリンが分泌されるため、上昇ピークを迎えても140mg/dlから大きく外れることはありません。

しかし、すでに糖尿病予備軍である(私のような)方は、インスリンが分泌されるタイミングが遅かったり、インスリンの分泌量が少ないために、血糖値の上昇ピークをある一定の値までに抑えることがでず、高くなり過ぎてしまうのです。

つまり、食後1時間の血糖値が大きく上昇している場合は、インスリンの機能に何らかの問題があると考えられます。

また、食後2時間経っても血糖値が140mg/dlを超えた状態が続いたり、血糖値のピークが食後1時間ではなく2時間後、3時間後と遅れさらに140mg/dlを下回らない場合も、インスリンの分泌異常が考えられます。

ちなみに、病院で「ブドウ糖負荷検査」を行った場合、正常な人はブドウ糖を飲用後60分でピークを迎えるそうですが、糖尿病の方はピークが30分ほど遅れてしまい90分後にピークを迎えるそうです。

インスリンが「瞬時に」分泌されていないことがわかりますね。

このように、血糖値やインスリンの異常を発見するには、食後2時間の血糖値だけを測定するのは不十分であり、食後の血糖値が「上昇ピークを迎えるタイミング」も、あなたの健康状態をする大切な判断材料になるのです。

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食後1時間後の血糖値の基準値はない?!

食後2時間の血糖値の基準値は140mg/dl以下ですが、では「食後1時間の血糖値の基準値」はあるのでしょうか?

実は「ない」のです!

食後1時間後の血糖値のピークには「明確な基準値がない」というのです!

その理由は、「血糖値の上昇度合は、年齢によって変わるから」だそうです。

若い人と高齢の人では、高齢者のほうが血糖値が高くなりやすく、全世代で同一の基準値を設けることができないのだそうです。

そう言われてしまうと、食後1時間の血糖値を測っても、その値が高いのか低いのかわからないですよね・・・(汗)

そこは安心して下さい!

一応「目安」があります。

日本糖尿病学会によると、食後1時間の血糖値が180mg/dlを超えた場合、将来糖尿病になるリスクが高いとされています。

そして、180mg/dlを超えた時点から血糖によって血管がダメージを受け始めるため、心筋梗塞など心血管疾患のリスクが倍増すると言われています。

そのため、食後1時間の血糖値が180mg/dlを超える場合は「境界型」となります。

これらを考慮してみると、

◇食後1時間の血糖値   >>  180mg/dl 以下

◇食後2時間の血糖値   >>  140mg/dl 以下

なら、ひとまず安心できるということですね。

食後3時間の血糖値の正常値は?

では、さらに進んで食後3時間の血糖値の基準はどれくらいなのでしょうか?

「食後2時間の血糖値は、食前と同じレベルまで下がる」ことを考えると、食後3時間というのは、基本的には「空腹時と同じ血糖値」と考えられます。

空腹時の血糖値の基準は、

◇正常型  >> 110mg/dl

とされていますので、食後3時間の血糖値は110mg/dl以下が安心レベルだと考えられます。

しかし、先ほども述べましたが、血糖値は食べた内容にもよって大きく影響されます。

消化に時間のかかるコッテリ系をたくさん食べた場合は、食後の血糖値のピークが遅れますので「食後3時間経っても、血糖値がもとの数値まで下がり切らない」ということもあるかと思います。

また、血糖値というのは、食事だけでなく体調によっても変化しますので、正常な人であっても基準値を超えることもあるそうです。

もし、体の状態が良好なときに、ごく普通の料理(一般的な家庭料理や和定食など)を食べたのにも関わらず、食後の血糖値のピークが遅かったり、食後3時間たっても血糖値が高い状態続く場合は、インスリンの機能に異常があると考えられます。

まとめ

食後の血糖値のピークは、食べたものによって変わるのは確かです。

私の場合、「ごはんとおかず」という普通の食事をしたときや、麺などの炭水化物を食べたときの血糖値のピークは食後1時間です。

しかし、チーズたっぷりオイルたっぷりのピザを食べたときの血糖値のピークは食後2時間でした。

先日は、家族のお祝い事があり子供と一緒に食後にドーナツ(しかも2個!)を食べたのですが、そのときの血糖値は下記になりました。

・食後1時間 >> 130mg/dl

・食後2時間 >> 170mg/dl

・食後3時間 >>  79mg/dl

食事の際に野菜をたっぷり食べておいたせいか血糖値の上昇スピードが緩やかになり、ピークは食後2時間後でした。

本来でしたら、食事をして瞬時にインスリンが分泌されるため上昇ピークは170mg/dlまで上がることはないはずですが、おそらく私は「インスリンの分泌するタイミングが遅いタイプ」と思われるので、食後しばらく経ってからやっとインスリンが出始め、食後3時間経つ頃に血糖値が一気に下がったのだと思います。

自己測定器をお持ちの方は、「何を食べると血糖値のピークがずれるか」「ピーク時の血糖値はどれくらい上がるのか」を知っておくといいと思います。

私は、ドーナツやケーキなどの甘いものがどうしても食べたいときは、食べる前後で筋トレをし、なるべくピーク時の血糖値が180mg/dlを超えないように気を付けています!

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